映画 春画先生 北香那が体当たり | 気むずかしい いろいろ

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ドラマ「バイプレーヤーズ」でブレイクした、北香那が体当たりである。

モザイクなしででかでかと映し出される春画。

接合部分にばかり目が行くが、接合部分を隠してみると、

男女の情愛が、リアルに浮かび上がってくるという見方は、

とても新しい発見だった。

 

細見美術館で2016年に春画展をみにいき、

その時に買った画集が、この映画に映っていた。

もう一度見てみようとおもっていたのに、もうすでにどこかに寄付した後だった。

15cmほどの厚みのある画集だったのだが、もったいないコトをした。

 

最愛の妻を亡くし7年間も女断ちをしている春画の権威を内野聖陽が演じ、

その春画先生の元で春画を勉強している弟子・弓子役を北香那が演じている。

春画先生に新作を書いてもらうためにお付きとなっている編集者を柄本佑が演じる。

 

春画先生は、女断ちをしているから、弟子の弓子に手を出せないが、

あの時の声をきいてみたいから、編集者に弓子を抱かして、

スマホで通話中にして声をきかせるというところからはじまり、

後半にはいろんな偏愛が展開される。

 

安達祐実と北香那のSMなのか、取っ組み合いは、

なんかもうちょっと、いい演出方法があったはずなのに、

あの場面だけが、妙に俳優たちの生々しさがあって、あまり美しくなかった。

 

ま、だけど北香那の体当たり演技が、とても好感もてた。

 

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2023年・日本 
監督・脚本:塩田明彦 
出演:内野聖陽、北香那、柄本佑、白川和子、安達祐実、須藤蓮
配給:-(自主制作系/商業劇場公開) 
上映時間:114分 
 

📝 あらすじ

春画研究者・芳賀一郎(内野聖陽)は、妻を亡くしてから世捨て人のように春画の鑑賞と研究に没頭していた。喫茶店でアルバイトする春野弓子(北香那)は、地震の混乱の中で春画に出会い、その奥深さに強く心を引かれていく。芳賀の自宅で師事を受けるようになった彼女はやがて恋心を抱くが、芳賀が手がける「春画大全」の完成をめぐり、編集者・辻村(柄本佑)や妻の姉・一葉(安達祐実)の出現によって師弟関係と弓子の感情が揺れ動き始める。彼女は春画への偏愛を通じて、自身の内なる解放──“覚醒”へと踏み出していく。