超B級映画みたいな、アホ邦題タイトルだが、
ヨーロッパにおけるISISテロの恐怖を描いた、良作である。
わたしの周囲で、中東情勢や、イスラム過激派について話できる人、
いっこもおらん。
それぐらい、日本においては遠い国の話だと思われている。
日本は島国だから、対岸の火事と思っているかもしれんが、
ヨーロッパは地続き。
この映画をみた直後に、イスラエルによるヒズボラ幹部を狙った
無差別ポケベル爆弾攻撃が報道された。
スマホは盗聴されるからヒズボラが会派に使用禁止して、
連絡はポケベルって決めてから約1年。
イスラエルの諜報員は、それをきっかけにポケベルに粘土爆弾を仕込んで、
数万個のポケベルをダミー会社通じてレバノンに潜むヒズボラに売りさばいて、
幹部に行き届いたなー、と思った時を見計らって、
昼の日中に、何万個とばらまいたポケベルを爆発させたんだよね。
北朝鮮のウンコ爆弾なんて、比じゃないんだ。
子供が持っていようが、イスラエル国民以外が、一人でも多く死ねばそれで成功なんだよあの国は。
あっ、映画から話がそれた。
この映画は、スペインにおけるイスラム過激派のテロの話だけど、
殺されたから、殺すって連鎖はもう限界ちゃうかって、
ほかに方法がないか?を提示している映画でもある。
ま、そこまで真面目ではないけど。
個をみれは、命は同じ。
大切な人を失った人にとって、そうはカンタンに処理できない話なんだろうけど、
せめてまだ、大切な人を失ってない人が、
恨んで「殺せ」とか言うのは、止めた方がいんちゃうかと思う。
わたしも含め、な。
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2023年スペイン
監督:ダニエル・カルパルソロ
出演:ルイス・トサル、インマ・クエスタ、ロベルト・エンリケス
