観た映画 | 気むずかしい いろいろ

気むずかしい いろいろ

芝居、ミュージカル、落語、映画、
後輩、神社・読書・心理・呪いと祟りも。

あぁ、またしても時間が確保できない。

つか、気力が続かない。

 

きょうは「未来少年コナン」を見る予定だったのだが、

どうにもこうにも支度するきにならず、

大好きなインバル・ピントの作品なのに・・・。

 

きょうは疲れすぎて、あの世界に入り込む自身がなくパス。

 

MAX仕事して、週2で独りのみして、睡眠時間は6時間は確保して、

その隙間にせめて映画を見る。

 

最近みた映画。

 

・オットーという男

トム・ハンクス、うまい。気難しい頑固者のジイさんが、隣に越してきたメキシコ人夫婦の頼まれごとに巻き込まれながら、絶望していた世界に、希望をみいだす分かりやすい人生賛歌。「フォレスト・ガンプ」を思い出す。意図せず、まわの人を幸せにする人。ま、現実にはおらんけど。

 

・ブルージャスミン

ウディ・アレン監督・脚本。ケイト・ブランシェット主演。実業家の男と結婚し、富裕層の暮らしを何も考えずに楽しんでいたジャスミン。ある日、旦那が詐欺でFBIに逮捕され、財産を没収されて貧困層の妹を頼る。富裕層暮らしが身についてしまったジャスミンは、貧しい暮らしにうんざり。しかも働いたことがないから、仕事がない。金がない。あっ、コレのオチなんだったかな・・・?たしか救いのないオチだったかな。ま、あんまりオモロナイ。

 

・ゴッドマザー

タイトルきいただけでは、なにも思い出せないレベル。あっ、イザベル・ユペールが出てる映画やった。警察に雇われてアラビア語通訳をする女。金持ちの家の出身だが、実家が破産して金に困る生活を送る50代女性。母はホームに入っているし、旦那とは離婚して一人だし、思うように暮らせない女。ある日、警察の麻薬捜査の通訳に協力していると、大量のコカインの隠し場所を自分だけが知ってしまう。介護士の女性と、家主である中国人の女性と手を組んで、コカインを売りさばいて今の暮らしから抜け出そうとする、犯罪コメディ映画ってことで。あんまり好きじゃなかった。

 

・聖地には蜘蛛が巣を張る

これはいずれ、ちゃんとレビューを書きたい映画。実話ベースではないが、イランでの女性の立場、娼婦の人権を訴える社会派犯罪映画。男を堕落させる娼婦は、殺されてもイイじゃないか、という社会らしい。娼婦を16人も殺した男を突きとめるために、みずからが囮となったフリージャーナリストの女性が主役。ようやく犯人をつかまえ、死刑執行の判決がでたが、犯人の男は裁判官たちとのパイプがあり、直前で逃亡するところだった。

司法上は娼婦を殺すのは違法とされても、イランの男どもは「なにが悪い?」と開き直る。イラン人の男どものレベルの低さに引く。さらにイランには「賠償金」を遺族に支払えば、死なないですむ「金ですべてを解決できる」法律がある。

もうとにかく、女にとって地獄のような国イラン。毎回、驚くことばかり。
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 映画 美しい都市

 

・バーナテッド 母は行方不明

監督・脚本はリチャード・リンクレイター、主演はケイト・ブランシェット。

自立していて、心が強く、常識にとらわれず、くだらない付き合いには背を向け、知識も豊富で、変わり者のバーナテッド。今は専業主婦としてお城のような家の改修に勤しんでいるが、20年前は新進気鋭の建築家として注目を集めていた。そのバーナテッドが、娘のかつての願いで南極旅行に行くことになり、平和な日常が狂いだし・・・。問題とトラブルをすぐに起こすバーナテッドを尊敬して友として慕う娘との関係が素敵。おもしろい!

 

・コカイン・ベア
クソおもろないB級コメディやとおもってたら、これがオモシロイ!しかも実話ベースというから、おもろい!コロンビアからアメリカへ大量のコカインを密輸しようとしたが、荷が重すぎて飛行機が思うように飛ばず。そこで思いついた策が、コカインを森の奥深くに落とし、密輸者がパラシュートで落とした場所におりて、あとで回収しようとした。が、パラシュートが開かず密輸者は死亡。その後、いつもは穏やかなツキノワグマに襲われる人が続出。森に落ちたコカインを摂取したクマが、人々を襲いだし。

コカインを回収しようとする売人と、売人を追う警察と、親に黙って森に遊びに来た小学生二人と、国立公園の管理者と、地元の不良共がクマに次々と襲われるスプラッター。1985年12月にジョージア州で実際に起こった事件をもとにした映画。出来が良くておもろかった。レイ・リオッタ最後の出演作になる。

 

・フレンチアルプスで起きたこと

おもろかった。女はずーーーっと「多様性」を男に認めさせるために戦ってきたけど、その裏で、男も押し付けられた役割に苦しんでいる!という、気づきになった映画、オモロ。「家族をまもる行動をして当然」とか、「メソメソ泣かない」とか、父親、男に求めてしまうが、実際は男もそれぞれで、弱く、臆病な男もおる。というね。あの雪崩のシーンでの父親の態度には、ドン引きしてしまったが、本能的に一目散に逃げてまう男がおるのを認めたらんと不公平やなと思った次第。

逃げるのは認めるが、逃げるような男は好かん。子供らも一生忘れんと思う。

 

・逆転のトライアングル

なるほど、モデルの世界は男どもが、女よりも弱い立場におかれる世界なのか。女モデルよりギャラは安く、女たちに品定めされ、こびる。第1章は、男モデルの苦悩みたいな物語なのだが、第2章から物語が一変する。前半は、我慢してみる。本筋は、豪華客船が難破し、無人島に富裕層と、中間層と、貧困層が漂流し、ヒエラルキーが逆転する物語。漂流したのはロシアの大富豪、豪華船のクルー長、男モデル、インフルエンサーの女、脳卒中で会話ができない金持ち女、実業家、船の技術者の黒人、南アジア出身と思われる船の清掃員。シチュエーションを考えたら、当然の展開なのだが、いろんなセレブへの皮肉が込められていて痛快。だが、ラストが現実的で絶望。

 

・エクソシスト 信じる者
これまでたくさん作られてきた「エクソシスト」は、カトリック教の神父?司祭?が、お悪魔祓いをしてたけど、この映画は、神の使いに頼らず、少女たちを救いたい一心で集まった人たちの「愛」で救うオチに。カトリックは、今や死者を出す悪魔祓いを禁止。リスクヘッジのためにね。少女を救うために詰まったのはプロテスタントの神父と、ブードゥーの祈祷師に、修道女になれなかった女と友人たち。正当な儀式が分からないまま、悪魔と闘う。人間の本質、「善」の行動で少女を救おうとするオチ。

この映画、本家「エクソシスト」の正当の続編なのだそうが、これは現代的な解決法ということか?無神論者が増えているアメリカで、ありえるコトなのかもしれんが、よく分からんかったし、面白くもなかった。

冒頭のハイチで妻がうけた幸運の儀式と、地震はなんだった?という疑問が残る。もうちょっと脚本が練られてたらよかったのに。こういう新しい解釈は、分かりやすさがあった方が好き。

 

 

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井上芳雄が、体調不良でMR!を1公演、スジナシを出演中止すると発表があった。

直前の公演では、声が出てなかった、不調という感想もちらほらしてて。

 

ファン歴10年だけど、こんなことはじめて。

やっぱり去年のハードワークがきいてきてるんじゃないだろうか。

彼の活躍を、まだまだ見守り続けたいから、ぶじ復活してほしい。

そして、休演しても、チケットムダになってもガタガタ言わずに、我慢するからゆっくりしてほしい。