ミュージカル ベートーヴェン | 気むずかしい いろいろ

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1公演しか、当たらへんかった・・・。

で、東京公演の配信もみて、生も1回観たのにレビューかく時間がなく。

 

1月はプライベートが忙しくて、集中力に欠けた。

 

オーケストラ演奏用につくられたKOBERCOホールは、音の反響がスゴイ。

そこに井上芳雄のクラシカルな歌声がのると、

ものすごく音が響きまわる。

 

できることならミュージカルでなく、コンサートで井上芳雄の声がききたかった。

 

ベートーヴェンの人となりを、よく分からんまま観たのだけど、

モーツァルトしかり、理解者が少なくて生きている時代は、苦労した人物のようで、

だからこそ、人の想像をかりたてて、偉大な作曲家がどう苦難を乗り越えたのか、

どういうモチベーションで作品を作り続けたのかを描きたくなる人物なんだなと。

 

井上芳雄のファンであるが、

舞台が中世で、パリでってなると「モーツァルト」、「エリザベート」を彷彿させるから、

ほかにキャスティングの仕様がなかったんかな?

という疑問がのこる。

 

安定のキャストとも言えるが、

観客からしたら飽きがくる。

ちょっと安易すぎませんか、東宝さん?が拭えず。

この先のマンネリ化を心配してしまう。

 

没入感が不足して、もったいない観劇体験となった。

 

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2024年1月19日

@兵庫県立芸術文化センター KOBERKOホール

 

脚本・作詞:ミヒャエル・クンツェ

音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ

演出:ギル・メーメルト

出演:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン…井上芳雄
アントニー・ブレンターノ…花總まり
カスパール・ヴァン・ベートーヴェン…小野田龍之介
ベッティーナ・ブレンターノ…木下晴香
バプティスト・フィッツオーク…渡辺大輔
ヨハンナ・ベートーヴェン…実咲凛音
フェツディナント・キンスキー公…吉野圭吾
フランツ・ブレンダーノ…佐藤隆紀(LE VELVETS)      
ほか