舞台? いきなり本読み!in大阪 ようやく生でみれた、奇跡の2時間半 | 気むずかしい いろいろ

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ようやく!ようやく、この「いきなり本読み」を生で観劇できる日がくるとは。

映像でも大爆笑やったが、笑い死ぬかと思ったー。

 

台本を渡されて、訳も分からず配役発表があり、

表紙をめくったら、いきなり本読みスタート!

 

役者4人は、配役されたキャラクターがどんな性格で、いつの時代を生き、どの国の人で、何歳なのか、性別さえ分からない。そんな状態で、いきなり台本を客前で読む!!これが、役者にとってどれほど緊張する瞬間か、生で見ると空気感でビリビリつたわる。

 

なんせ、わたしは最前列のセンターブロック!台本をひらいた時、4人それぞれの驚きと戸惑いの表情が、つぶさにみれた。藤井隆は少し目を細め、窪田正孝は顔を手で仰ぎ耳を人差し指でおさえ、山口紗弥加は驚きの表情で、池谷のぶえは呼吸をととのえる。

 

そして、藤井隆からはじまるのだが・・・。

池谷のぶえがゴンブトというキャラクターのセリフを一言発した瞬間、会場がドッカン(爆!

そこから火がつき、山口紗弥加のお母さんも全開、崩壊・・・・(笑。

 

少し読み進めた後、岩井秀人がイメージがつかめるように演出をこう伝えた。

“自分だけが目立ちたい!売り込みたい!小劇団”

そこから、4人のタガがはずれ、カオス劇団に!!(笑

 

途中で、セリフがさっぱり聞き取れないしゃべり方になったり、

キャラクター渋滞して物語がさっぱり入ってこなくなったり、迷走しながらみなでキャラクターを作り上げていた。

本来なら、完成したものしか客はみれないが、演出家と役者が試行錯誤する姿をみれる、この奇跡瞬間。

 

池谷のぶえの、無呼吸症候群のゴンブト、元気いっぱいの中学生カケル、超アイドル・ユミユミコからの東北なまりの素のユミコ、感情のない案内人と、瞬時にキャラクターをつくりあげて、一言目のセリフを発した瞬間、衣装とカツラが浮かぶ完璧な把握力。会場中が、池谷のぶえに釘づけだった。

藤井隆も池谷のぶえの対応力に、声出してわらったり、感心したり客席とおなじようにおどろいてたし。

ほんとうに、ひっさしぶりに笑い転げて、涙で表情がみれなくなるという。もう、死ぬかと思った!

 

池谷さん、だいすき。舞台はいつも楽しみにみてるけど、「いきなり本読み」で生で、最前列でみれるなんて、超しあわせ。奇跡!

 

美人女優の山口紗弥加も、フランス人風や、武田鉄矢風やったり、いろいろ挑戦してすごかった。

 

こんなぶっこれわれた役者に囲まれて、窪田正孝は混乱しながらもしっかりついていっていて、なかなか健闘。

藤井隆は、4月のミュージカル「おとこたち」にも出演するためいろいろ試していた。

 

歌詞をみてすぐにメロディーつくって、アイドル風や、演歌風にうたうとか、吉本新喜劇で鍛えた度胸が、さすがだった。

 

歌をうたえば、客は手拍子で盛り上げ、それをみて岩井秀人は「いいですね~」とよろこび、さらに歌をもりあげる。

 

ついには、最後のエンディングで、出演者が足らず突然客に呼びかけた!

「どうです?だれかやってみたいって人いません?」

すると、3列目に座っていた女性が手を挙げ

「すぐに手があがった!じゃ、3列目のあなたで」と、

マイクを片手に舞台をおりて、マイクを手渡した。

 

大学で演劇をやっているという女性は、ぶじ、息子役をこなし舞台がおわった。


このシリーズ、企画人であり演出家の岩井秀人が、いちばんキテレツで、柔軟な人やと確信したラストやった。

リスクを恐れない。すごい度胸。

 

最後のサプライズで、この「いきなり本読み」は超特別な回となった。

すごいすごい。この反応やったら、また大阪でやってくれるかもしれん。

ほんまに、楽しかった。

 

余韻がすごい!

これはもう、どうかんがえても遠征案件に決定!!

 

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2022年10月16日

@松下IMPホール

進行・演出:岩井秀人

出演:藤井隆、窪田正孝、山口紗弥加、池谷のぶえ

 

 

▼「鶴瓶のスジナシ」での池谷のぶえさんも、すごいアドリブ力!

 

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<今日のいちまい>

右目の白目が、真っ赤になった!

失明するのか?!とあせったが、ネットで調べると老化あるあるらしい。

高血圧とか、りきみとかで、目の血管が切れたのが原因とあった。違和感はない。頭痛もない。

 

きっと頭の中の血管も、しょっちゅう切れてるんやろうな。

あぁ、これからも老化あるある、たくさんでてくるんだろうな、覚悟せねば。いや、初体験を楽しまねば。

 

今日は、トラブル対応は会社でせず、在宅で。

ちょっと距離を置かないと、二次トラブルが発生した時、共同責任になるだろうと思い始め。

一応、線をひいておいたほうが安全ちゃうかと。

 

おそらくこの勘は、ただしい。

わたしの愛する後輩ども、すまぬ。