え”っ?もう27年前の映画なん?ちょっと前ぐらいの感覚やったのに。
いつか見なくちゃと思い、27年の歳月がたっていた。
超娯楽映画とは知っていたが、金のかけ方が半端ない。
とくに、衣装の数が半端ない。しかも、主役だけでなくダンサーたちもいちいち衣装かえるから、
現場で管理していた衣装の数はざっと1000着は超える計算だ。
インド・ミュージカル映画の先駆け的存在映画で、とにかくハッピーだ。そして、“幸せ”の定義が大前提にあり、“生きる”意味の根本を見直している私のとって、この映画のセリフがひとつひとつグサリときた。もう、あまり覚えてないけど 笑。自然の中で、のんびり過ごしたい。そんな気持ちになった映画だ。
ミュージカル映画だから、ことあるごとに歌い、踊るのだけど、バックダンサーは20人以上で、1曲あたりの衣装チェンジは最高で6着(うろ覚え)。30年前のインドの映画スターは、今の傾向とちょっとちがうのか、おじさん感と、おばさん感がただよう安定型の体系なのも好感がもてる。
ストーリーは、大富豪のもとで下働きする下男ムトゥが、旦那さまの幸せのみを願い尽くしまくるのだが、同じ女を愛してしまい旦那さまとの信頼関係が崩れてしまうという大筋だ。そんな中、相手の女は旅芸人の主役女優でムトゥと衝突ばかりしているような強気な女だったり、旦那さまの土地と財産をねらってよからぬ企てをする叔父だったり、ある日、突然きえた元の地主だったりと、ストーリーもしっかりしている。
がしかし、やっぱり踊って、歌ってが豪華ったらありゃしない。インドの金持ちは、桁外れやなと思う豪華さと、豪傑さと、優雅さがある。うらやましい。金持ってても、薄暗い屋敷の中で、一日中難しい顔してる人をみると、気の毒で仕方がない。スーツ着てつくり笑顔で残業ばっかしてる人も気の毒だ。
お金持ちって、こういうイメージでいてほしいという理想的なものだった。虫がいっぱいいそうだけど。
はなしが長いのが玉にキズやけど、頭空っぽにするにはちょうどいい。衣装の配色もキレイだった!
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1995年インド
監督:K・S・ラヴィクマール
▼インド人の指の関節は、特別なんやろうか。訓練やろうか。
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<今日のいちまい>
晩ごはんを家でたべたら、飲みに行こうと思っていたのだけど、けっきょくめんどくさくなってやめてしまった。
酒をのみにいくのがメンドクサイって、毎日、浴びるようにのんでいたのに、ずいぶん進歩したなと自分をほめたい。
そして家には、アルコールが料理酒と、みりんしかない!
酔いたくても、酔えないのに、がまんできてるのがすごい。
朝からウォッカ1本あけてたわたしが、自力で抜けた。父はアル中やったのに、漬からず抜けれた。すごい!