映画 バベル 旧約聖書しってないと“深い!”にならん、メンドウな映画 | 気むずかしい いろいろ

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世界が絶賛したであろう本作だが、わたしは絶賛できなかった。

どこを絶賛すればよいのやら。

なんかもー、くらいし、おもいし、切ないし。

 

Wikiをみてみると、タイトル「バベル」は、バベルの塔からきている。

 

▲バベルの塔は、旧約聖書にでてくる一説で、西洋絵画でもよくみる。

 

紀元前のずいぶん昔。人類はみな同一民族で、同一言語を話していたとされてるらしい。キリスト教の世界ではね。その民が、世界中から集まって「天に届く、塔を作ろうぜ!」と力をあわせて、つくりはじめたところ、

この塔をみた神が、

「人間ごときが、厚かましい!」って怒りだし、

「おめーら、おんなじ言葉しゃべってるから、こんなコトたくらみやがって。ならば、意思疎通ができんように、みんなの言葉を、変えてやる!」

といいだして、他民族、多言語になったんだそうな。

 

バベルの塔のはなしは、

「なぜ、人類は、違う言語、違う民族になったのか」のアンサー物語ってわけ。

 

神、なにさま?

 

そして、この映画は、民族と言葉の「壁」で生じる不幸を描いているんだそうな。

そこまで聞けば、なるほど深い!と思うが、旧約聖書なんて知らんし!なのだ。

 

モロッコを夫婦で観光中、妻が一発の銃弾を受け、重傷をおったところから、物語ははじまる。夫婦はカリフォルニア在住で、子供二人をメキシコの不法移民のシッター アメリアに子どもを預けたままになり、帰国の予定が大幅にかわる。子供を二人を預かったままになったアメリアは、息子の結婚式に出席するため、メキシコに子供をつれて国境をまたいだ。そして、その帰りの国境で、、、。

 

モロッコと、メキシコがメインで映画はすすむのだが、なんのつながりもなく、ろうあ者の女子高生を追った東京が舞台のはなしも差し込まれる。最後にはつながるのだけど。

 

アラビア語と英語の壁、

おなじ英語をしゃべるが、意思疎通ができない夫婦の壁、

メキシコとアメリカの国境、

ろうあ者と健常者の意思疎通の壁。

 

なんだかなー。シビアな現実を描いた作品は好きなほうなんだけど、

これはなんだかなー。希望がないというか。

 

んで? としかならん。

 

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2006年アメリカ

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

出演:ブラッド・ピットケイト・ブランシェットガエル・ガルシア・ベルナル役所広司菊地凛子

 

菊地凛子が、痛々しかった。役どころと、カラダが。

 

▼ながいねんな~

 

 

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<今日のいちまい>

2009年4月12日、同居初日のカイ。

 

きのう、何気に腕をみてみると穴ぼこが6つもあった。

 

寝ているあいだに、噛みつかれたみたい。

右の手の甲に穴二つ、右腕に穴4つ。

 

わたし、ねてる間に、なにしたんだろー。

なんかヤなことしてたら、ごめんちゃい。ほんとごめん。

 

入眠剤はここ5年ぐらい欠かせなくなっているのだけど、

最近、睡眠が浅いから安定剤プラスして、

眠りがふかくなったんだけど、噛まれてもおきないなんて、ヤバイ。

 

ヤバイなー。

 

なんかスッキリしようと思って、今日はクローゼット部屋のクッションマットをぜんぶはいで、

今年、大繁殖した黒カビを、うすめたハイターで徹底的に殺したった。

そんで、2年間押しつぶしてた、敷詰めのじゅうたんが、“板”状になってしまったので、

リンサークリーナーをネット注文。

 

爆音らしいが、ダイソンも爆音だから、猫、大丈夫やろう。

 

そして、2年間うごかさなかった寄付用の衣服と書籍も、

ようやく整理できて明日、出荷。

 

スキャナーと、折り畳みテーブルと、テーブルライトと、PC置きも粗大ごみに。

 

なんかめちゃくちゃスッキリした。

ほんま、スッキリした。すごく気分がいい。

 

カイが夜、熟睡してくれたらいいな。

衰えるのはしかたないけど、元気で、幸せでいてくれるといいな。

年末ぐらいから、ダイニングテーブルにジャンプできなくなってきて、筋力衰えて、

三回失敗したら、もう挑戦しない、性格らしいが、元気でいてほしい。

 

「失敗、キライなんで」という性格らしいが、幸せだったらいいな。