映画 R-18文学賞 Vol.1自縄自縛の私 なにに遠慮したのか?タイトルのわりに中途半端な映画 | 気むずかしい いろいろ

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竹中直人、演者としては素晴らしいのに、監督作品はことごとくはずす。

エロティシズムをテーマにした作品が多いのだが、

ほとんど裸を映さないので、

とっても中途半端な表現になっている。

自分で自分を縛ることに快感をえている、

コミュニケーションが苦手な女が主演なのだが、

胸をみせたのは1シーンのみ。

 

自分で自分を縛るって楽しむ女性を描いているのに、

オーガズムを感じているシーンもないし、服の上から縛るだけ。

 

エロを期待しているわけではないが、

本質が描けてなくて、この表現には疑問しか浮かばない。

 

タイトルに“R18”ってかいてあるんだから、もっと思い切りやればいいのに。

女優がOKしなかったのか。

まったくをもって意味不明だった。

 

 

なんでこんなもの借りだんだろうと思ったら、山内圭哉が出演しているからだった。

主演の女が働く広告会社のクライアントの社長役で出てた。

 

この出演のしかたもちょっと不思議な感じがしてた。

竹中直人、なにかんがえてんだろう。

 

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2013年日本

監督:竹中直人

出演: 平田薫安藤政信綾部祐二(ピース)津田寛治、山内圭哉