オリジナル脚本のドラマが少なくなっているなかで、
けっこうおもしろいオリジナルだった。
推理ミステリーなのだが、それほど重たくもなく、
三人の女性の関係性がギスギスしてないところが現代的だなと思った。
恭平というベンチャー企業の社長が暴行事件で死亡した。
事実婚していた妻が病院に呼ばれるが、そこに集まったのは3人の女性。
3人とも恭平と事実婚していたことが発覚。
さらに3人ともシングルマザー。
その後、恭平名義で契約していた家を追い出され、
シングルマザー専用ハウスで、3人のシングルマザーとその子供たちが暮らすことに。
そこには管理人と称して年配の女性が。
恭平の死の真相を知るため、3人につぎつぎと課題をだす。
その課題をクリアするたびに恭平がついた10個のウソを暴き、殺人犯をあぶりだす。
恭平殺害の事件にはいろいろと不可解なことが。
・恭平は3人のうち最も愛した人に3億の遺産を残した。が、それは誰?
・恭平が高校生時代に幼馴染が殺され、未解決事件のままに。
その被害者の会の団体に、恭平は参加し多額の寄付をしていた。なぜ?
・恭平が殺された現場から、指輪が持ち去られた、誰が持ち去った?
・恭平が殺された事件に、恭平自身が囮になった形跡が。なぜ?
・ネット掲示板に恭平の殺害依頼が。誰が依頼を?
と、ドラマの回がすすむたび、ひとつづつ謎が解決されていく。
3人の妻ははじめはギクシャクして、敵対するも、
次第に協力し合い、子供たちも仲良くなり、3つの家族が一つになる。
まとまりかけたところで、3人の中に恭平を見殺しにした人間がいることがわかり、、、。
内容はドロドロとしているのに、明るく前向きに展開しているのは、
小池栄子のキラキラとした存在感と、
夏木マリの凛として強い意志と、
渡辺真紀子の新たなカッコよさへだったのではないかな。
特に渡辺真紀子、かっこよかった。
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脚本:仁志光佑、本田隆朗、三浦希紗
出演:小池栄子、りょう、岡本玲、夏木マリ、渡辺真起子、赤楚衛二、黒木啓司、平山浩行