2018年イギリス・アメリカ
監督:アンソニー・バーン
自分で脚本書いて、
自分でフルヌードのシーンを2回も出す、挑戦的な女優ナタリー・ドーマ。
そしてラスト近くのセックスシーンはまったく必要ない。
すごく積極的にやってたから、日照りが何日もつづいてガッツいたのかなと思った程度。
あっちこっちに伏線がはられているのだが、短めに浅く回収してくるので、
家事をしながら見ていると、見落とし分からんことばかり。
かといって、集中してみるほど面白くもない。
だいたい盲目のピアニストが、
セルビアで家族を皆殺しにされ、その首謀者をイギリスで暗殺するって。
なんの訓練もうけてないのに、殺せるか!とまず一つ。
セルビアでの虐殺首謀者の娘が自殺した時、
男と争っているのを聞いているのに、
警察の事情聴取で話ししたこともないと、嘘の供述してるところで「ん?」と思わせる。
巻き込まれたくないなど理由はあるだろうが、なんか不自然。
で、結局、暗殺を試みてたから警察に調べられたくなくて嘘ついたと。
虐殺首謀者を裁判にかけるため英国の諜報部が動いていたり、
何かの情報を入手するためにロシアンマフィアが動いてたり。
訳の分からん展開になる。
背中や腕に入ったタトゥーの意味も分からんかった。
で、ラスト。
実は、目が見えてた!ってなんやそれ。
思い込みで目が見えなくなってたとしても、いや、そんな非現実的なことあるか?
ピアノ音楽は聴いたことのない悲しく切ない旋律でキレイだったけど、
全体的にガッカリ。
家族の仇をとりたいなら、盲目になるよりも、
暗殺の訓練うけるやろ!
暗殺目的達成までに選んだ手段がアホすぎる。