出張ついでに落語をききに。イヤ、このチケットが手に入ったから、出張を作ったようなもので。
仕事したのかどうかは定かでない。
一度、談春落語を東京のホームで聞いてみたかった。
幕が開いたら、ほとんどまくらなして、
「ウォーミングアップみたいなもの」と言って、サラリと「変わり目」を。
これは、9月に平安神宮で斉藤和義とコラボして以来の2回目。
驚いたのが、女房がおでんの買い出しにでかけたところで終わり、サゲなし。落語ほぼ初心者だから、こんな展開もあるんやと驚きっぱなし。
2席目は「鼠穴」。これははじめて聴く。談春さんの人情噺は身につまされる。すごく会話がリアルというか、真実味と説得力があるわ。落ち着きがあるから間がいいわ。場面切替の間とか、心情切り替わりの間とか。情景が浮かぶ間がある。
この2席目の途中で、ザワザワと人の声がしはじめて、何かと思えば、倒れた人がいたらしい。救急車で運ばれていった。
なのに、演目中止せず動揺を隠して続ける談春もスゴイ。鶴瓶噺で言っていたが、落語をやっている途中におばあさんが倒れて、演目中断して救急車呼んだということを話していたが、生の舞台ってこんなコトがおこるんだな。そんなに無理してでも聴きたい落語なんだなと。
仲入りで、救急車を目撃した人たちがひそひそと話してた。
3席目は年末恒例の「芝浜」。これも何度聞いたことだろう。でも、毎回、掘り下げる場面が変わる。そしていつも私は涙してしまう。映画とドラマは2回目以降は泣けることほとんどないけど、生の舞台は伝わるものが違うな。
武道館でやる落語カフェのことを少し語っていたが、誰かからケチつけられたのか、なんかグチってたな。約1.5万人のまえで演じる落語ってどんなもんなんだろう。売れるのかな?
わざわざ東京まで来てよかった。やっぱりホームでする落語と、地方でする落語はぜんぜん違うんだな。東京の人たちは玄人の目で見てるような気がする。評価する姿勢で、ただただ楽しもうっていう人が少数派のような。気が重かった。
