大田市の三瓶山周辺へ太平洋戦争中の銃後生活の様子について聞き取りを行った際、ある興味深いお話を聞きました。
それは、大田市波根町大津地区で太平洋戦争末期にアメリカの戦闘機による機銃掃射があり、学童1名が亡くなったという話でした。
現在は埋め立てられて姿を消していますが、当時は波根町大津には「波根湖」があり、そのほとりの集落の中心を車一台がギリギリ通ることができる道が走っていました。その道めがけて戦闘機が1機降下してきて銃撃したという話でした。
その方も、かなり以前に聞かれたお話のようで、いつ・だれに聞いた話か定かではないということでした。
機銃掃射があったとされる現場は、大田市波根町にある農林大学校の西に広がる圃場からJR波根駅の方向に向かう集落です。
下の地図で、赤線の部分で機銃掃射が行われたようです。
現場近くの「波根まちづくりセンター」に問い合わせ、当時の様子をご存じの方からお話を聞かなければわかりません。
おそらく、昭和20年7月28日の山陰空襲の際の出来事かと思われます。
【機銃掃射があった場所〔地図中の赤線の部分〕】