NHK連続テレビ小説、2024年4月からは『虎に翼』が放送中です。
 主人公は猪爪寅子(ともこ)。大正3年寅年生まれであったため寅子と名付けられました。
 女学校卒業の年、女性に法律を教える日本で唯一の学校への入学を決意。やがて日本初の女性弁護士になる物語です。
 5月24日(金)の放送では、戦局が厳しくなる中、寅子の夫・優三のもとにも召集令状が届き、戦地へ赴く昭和19(1944)年の日本の様子が描かれました。
 アジア太平洋戦争における島根県内各地区の戦没者は、各市町村史に掲載されています。

 その中で、特に昭和19~20年にかけての戦没者数が多いことが明らかになっています。
 また、『荘原歴史物語』荘原公民館H16.8刊には、斐川六か村の戦没者数が時代区分別に掲載されています。

 それによれば、
日清戦争(1894~1895) 2名
日露戦争(1904~1905) 6名
第一次大戦(1914~1918) 0名
満州事変以後(1931~1937) 1名
日中戦争以後(1937~1941) 36名
太平洋戦争以後(1941~1945) 144名
終戦以降 26名

 

全戦没者数の64%が、太平洋戦争期(1941~1945) の戦没者で占められています。
そして、荘原村では戦没者の67%が20~29歳までの若者でした。

【写真 『荘原歴史物語』表紙から】