小学校へ出かけて行う「私たちのふるさとに戦争があった頃」や「ヒロシマと島根の関係について考えよう」の学習の最後に、子ども達に問いかけるメッセージのひとつに
「「平和」と反対の意味をもつ言葉は何だろう?」
があります。
その答えは、SDGS「持続可能な17の目標」の16番目に「平和と公正をすべての人に」の中に、具体目標として次のように説明されています。
「平和:我々は、恐怖及び暴力から自由゙であり…」
つまり、「平和」とは、私たちが恐怖や暴力、破壊に脅かされない状態のことです。
よって
「平和」の反対の意味を持つ言葉は、「暴力」や「恐怖」、「破壊」などの熟語です。
「戦争」は、暴力のひとつの形態であり、恐怖や破壊をもたらすひとつの要因です。
最近の小学校5年生における社会科や総合的な学習の時間で、この「SDGS」について学ぶ機会があります。
 しかし、
「環境問題」のとらえが限定的で、その他の目標「人権」「平和」「飢餓」などの問題とのつながりを扱う時間が十分確保されていないのが現状ではないでしょうか?
 「平和学習をどのような構想で指導するか?」という時、5年生の時に学んだ「SDGS問題」に立ち戻り、「地球環境を破壊する戦争のない平和な地球について考えよう」と考え、今の社会や世界に存在する「暴力」「恐怖」「破壊」の現状を調べ、自分たちにできる事を考えていくことが、子ども達に「より具体的に平和のための行動・実践を促す」ことに繋がっていくのではないでしょうか?
 さまざまな実践が存在します。
 社会科では歴史や国際協力のねらいが中心になります。
 総合的な学習を組み合わせけば、学際的・横断的な問題追求へと子ども達の視野は広がっていくのではないでしょうか?
 ダイナミックな単元構成と、幅広い横断的な問題に年間を通じて取り組むことを構想したカリキュラムの例示が必要になってきます。

 2023.11.29に同内容のブログを掲載していますので、そちらもご覧ください。