2024年1月27日(土)開催の今年度の活動の「まとめ報告その3」です。
  今回のブログでは、
【意見交換議題3】「平和学習読み物資料作成のポイントは何か?」について、読み物資料作りに挑戦した会員からの報告をもとに、作成のポイントになるものを抽出しようと意見交換しました。
 戦争・銃後体験者の高齢化が進み、
間もなく「戦争体験者なき時代」が訪れます。
 今から「戦争体験者だけに頼らない平和学習のあり方」について検討し、その準備を進めなければなりません。
 その際のひとつのアイテムとして「平和学習読み物資料」があります。
 戦争・銃後体験者の手記等をもとに、児童がその体験者から直接話を聞いているように、しかも歴史的背景も含めた当時の歴史の全体の姿も描きつつ、個人の体験を語るような読み物資料とは…。
 
「読み物資料作り」に挑戦している会員からの報告をもとに、作成上のポイントについて、次のようにまとめました。
 

【読み物資料作成上のポイント】
 ア 歴史的背景を記述し、体験を「証言」にする
 イ 証言の選択基準は「5W1H」の明確さ
 ウ 「学習コーナー」で資料活用の焦点化を図る
 エ 主語を意識し、児童に語りかける構成にする
 オ 学習の広がりを支える情報を示しておく
 カ 証言を聞く、歴史の現場で実際に確かめる
 キ 写真・地図の効果的な配置
 ク 写真・地図は、読みやすいよう配慮する

 

様々なアイテムを用意し、選択できるような学習環境を整備していくことが求められています。

しかし、学校現場ではその危機感が低いように感じられてなりません。

【つらかった勤労奉仕作業の思い出】