2024年1月27日(土)、今年度の活動のまとめを行いました。
 この一年間の活動を通して得られた成果について話し合い、来年度の研修計画もお知らせしました。

 参加いただいた会員外の皆さんには、私たちの会の活動について知っていただくよい機会ともなりました。
 今回のブログでは、
【意見交換議題1】「平和学習実践上の課題はどこにあるのか?」について、会員が感じている問題意識と、現状改善のために必要となる取組について出された意見を報告します。

 表記は「①…」が実践上の課題を、「・…」が課題解決のために必要な取組を表しています。

 

【意見交換議題1】「平和学習実践上の課題と解決のための取組のまとめ」
①地域についての知識不足
・指導者研修[フィールドワーク]の実施
・教材化の視点と外部講師の視点とのすり合わせ

②活用可能な学習資料の未整備
・地域教材作成〔資料・発問・学習活動をセット〕
・平和学習講師に関する人材情報の収集

③単元指導計画をチェックする機会の不足
・モデル的な単元指導計画の例示
・模擬授業〔教材のもつ価値・効果〕の実施

④平和学習実践に関する情報交換機会の不足
・他校の実践事例の交流〔教材・発問・活動例〕
・実践資料のデータベース構築

 

 この4つの課題のうち、「③単元指導計画の作成とチェック機会の不足」が一番大切な指摘であるという意見が多く出されました。各学校の単元指導計画がきちんと整備され、改善・チェックによって更新が図られていれば、指導に必要な情報収集・学習資料の整備・資料や実践データの蓄積が計画的・継続的に行われるからです。
 6年生の社会科や総合的な学習の時間で取扱う「平和学習」について、各学校ともに意識的な準備やチェックが必要です。

【教材検討会の様子】