
あなたは、ドラえもんが好きであろうか?
私は好きでしたよ。いや、今でも好きです。
ドラえもんがカワイイだとかのび太が馬鹿だけど見捨てられないとか、世間的には色々見る要素はあるようですが、一番の魅力はひみつ道具ですよね。
タケコプターやらどこでもドアやら色々ありますが、中には既に3Dプリンターやスマートフォンのように実現している道具もあります。
世の中便利になったものだと思いますが、このような道具にあまり興味はわきません。
それは既に一般に普及しているから。
ドラえもんが楽しいのは現代のオーバーテクノロジーであるひみつ道具を扱うという点です。
もっと厳密にいうと、オーバーテクノロジーであるひみつ道具を個人レベルで使用可能であるというものです。
それにより他者には到底不可能な事象をいとも簡単にやってしまう、この点に集約出来るかもしれません。
この個人レベルというのが大事です。
それでは、もし社会全体にその新技術を発表してしまったとしたら、どうなるでしょうか。
例として、タイムマシンで考えましょう。
タイムマシンに関しては世界線やらパラドックスやら色々な説が溢れており、どれが真実かはまだ不明確な部分が多くありますが、タイムマシンが確立した場合いずれにしても不測の事態が起こりえます。
そもそも個人レベルで開発は不可能なレベルですから国などからの予算が下りて完成させたことでしょう。
つまり、いずれの機関には報告する必要が出てきます。
また完成以前にも実証実験の段階で世界に影響を及ぼしかねませんので、政府や国家機関も介入し、一大ニュースとなることでしょう。
数々の出来事を段階的にクリアし、法整備も整えてようやく私達が扱えるレベルに到達します。
まぁまだ富裕層だけが行える金額設定でしょうが、ともかくこれでタイムトラベルが可能となります。
この時点で可能となる時間旅行とはどのようなものでしょうか。
恐らく様々な物語で語られるようなその時代の人々に介入する行為は禁止されることでしょう。
しかし、個人で旅行されると介入行為を止める術がないので、国家公認レベルの添乗員がつくはずです。
それもバス旅行の添乗員レベルでなく、とある国家の監視員レベルのものです。
この頃には高度なAIも発達していると思いますので、AIロボが監視につく可能性もあります。
このような状況の下、ただひっそりとその時代を眺めるだけの時間旅行となることでしょう。
過去や未来の自分とは接点を持ってはいけないという法も出来る可能性もありますね。
とにかく、あまりにも制限のかけられたものになることは想像に難くありません。
以上、もしタイムマシンが実際にこの世に誕生したら、を簡単に解説しました。
ツッコミどころは沢山あるでしょうが、少なくともドラえもんや他の物語で語られるような夢いっぱいのファンタジーになる可能性は低いでしょう。
あーあ、自分で考えてウンザリしてしまった。
皆さん、現実をしっかり生きていきましょう、トホホ。
数学者・サイエンストランスミッター
平間達也