今年も公表されました。
第一生命の「サラリーマン川柳100選!」
http://event.dai-ichi-life.co.jp/senryu/2007_best100.html
いやぁ、世の中には<才能>のある人がまだまだ沢山いらっしゃるもんですねぇ。
敵いません。
たかだか17の語に全ての情景を描きこむ。極限までそぎ落とさなければ出来上がらない作品。
小説では、細部にわたって書き込むことができるのも、ひとつの才能として評価される。
宮部みゆき女史の作品など、まさにその典型といえるかもしれない。あの情景描写の細かさとリアリティには、他を圧倒するものがある。
かといって、ただ細かく書き込めばいいってもんじゃないってのを実感したのが、安達千夏さんの「モルヒネ」。
書評をここで述べるのはボク自らの貧しい文才をあからさまにしてしまうようでためらわれるんだけど、この「モルヒネ」はいただけなかった。書店で平積みされていたのでつい買ってしまったんだけど、<書き込もう>という意識が強すぎたためか、不必要な情景描写が前編に散りばめられており、ストーリーの進行を妨げているようにしか感じられなかった。
かえって、川柳。
俳句とは違って季語を入れるという制約が1つであれ免除されているとはいえ、やはりこの文字数で描ききるのには相当な力量を必要とするだろう。
この日本の文化、もっともっと世界に誇ってもいいんじゃなかろうか。
十七語に 想いをこめる 技凄し
少しくらい 字余り字足らず 許してね
俳句より もっと凄いぞ 四字熟語
ごっちゃんが 今日はクリップ 5個落とし
おそまつ。