「駄」:(接頭)
名詞に付いて、つまらない・粗末な・でたらめの、などの意を表す。
「―菓子」「―じゃれ」「―ぼら」
~大辞林~
その、駄菓子。
ボクが子供の頃、近所にはまだまだ駄菓子屋がたくさんあった。
駄菓子屋のおばちゃんには申し訳ないけど、今から考えると、どう見ても衛生的だったとは思えない。
団子を平たくつぶした感じのカステラっぽいヤツを数個串に刺したの。
あんず飴だっけ、1cm強四方の赤いヤツが20個くらい並べて入ってて、爪楊枝で刺して食べるの。
あまり機密性があるとは思えない容器に入ってたイカの燻製みたいなのを串に刺したの。
木製の箱から手ですくって紙袋に入れてもらったせんべい。
ちっちゃな容器から木のさじですくって食べた、真夏でも常温保存のヨーグルト味の物質。
そんなのを日々食べながら、ボクらは大きくなってきた。
とんでもない量の保存料が添加されていたのだろう。
想像を絶する雑菌が付着していただろう。
でも、今もこうして暮してる。(「日はまた昇る」by浜田省吾)
昨今の日本って、やたら<きれい好き>過ぎはしないか?
なんでもかんでも「除菌」「抗菌」「滅菌」…。
そりゃ、清潔なのに越したこたぁないわな。
でも。
あまりにも清潔にし過ぎると、抵抗力が衰えるんじゃなかろうか。
いままで、「このままではこの国は滅びてしまうんじゃなかろうか」と、何度か書いてきた。
それは、主としてこの国に生きる人々の「自分勝手さ」を原因として見ていたものだ。
けど。
もしかしたらこの国は、それよりも前に滅びてしまうのかもしれない。
それは、<ちょっとした雑菌>の蔓延によって。
これほどまでに「菌」を遠ざけて暮していけば、当然「菌」に対する抵抗力は失われていくにちがいない。
<除菌>された世の中で生まれ育った日本人は、あるとき、突然増殖した「菌」に侵され、バタバタと倒れていく…。
少なくとも、ガンジス河で沐浴しているヤツらよりも弱いことは明白だ。
ここんとこ、憲法第9条が危ない。
<戦争の放棄>は、誇りを持って世界に謳い続けてもらいたいと思う。
だけど。
もっと大切にしなきゃいけないこと。それは。
<3秒ルール>。
「テーブルの上に落とした瞬間、それは食べちゃだめ!」ってコトになってしまえば、この国の<抗菌力>は、低下の一途を辿ってしまう。
せめて、3秒以内なら食べても大丈夫!ってのは、受け継いでいきたいものである。
ちなみにボクは、テーブルの上に落ちたものなら何秒経とうが平気だけどね。
さすがに、足許に落ちたのまでは食べないけど。