いつの頃からだろう?
コーヒー(または紅茶。同じコトなので、以下、単にコーヒーだけ記すことにする。)に砂糖をたくさん入れるのを「悪」だとみなす風潮がはびこってしまったのは。
ボクは甘いコーヒーが好きである。アイスミルクを注文した時でさえ、できることならばガムシロップを入れて飲みたいと、切に思う。
そんなボクの大好きな飲み物はコーヒー牛乳。
さて、ホットコーヒー。
砂糖入れからスプーンで砂糖を入れる方式の店ならさほど問題ないんだけど、昨今ではスティックシュガーの店が多い。
このスティックシュガー。
初めて登場した頃、おそらくはボクが小学生の頃だったと思うが、当時は10g入りあたりが主流だった。そして、しばらくはこの10gが大いに幅をきかせていたと思う。
この10gでさえ、甘いのが好きなボクには物足りなかったんだけど、そこは男の子。我慢して10gの砂糖でコーヒーを飲んだものだ。10gでも、たしかにしっかりと甘みはついていたと思う。
ところが。そのスティックシュガー。
そのうち7g、5gとスリム化の一途をたどり、最近では、3gのものしか目にすることがなくなった。
かくしてボクは、同席者および周りの客の目を気にしながら、バレないようにバレないようにと慎重に手を伸ばし、スティックシュガーを2本一度に手にとり、2本一度にトントンと砂糖を下に押し下げ、2本一度に端っこを破り、2本一度に中身の砂糖をコーヒーに入れ、2本一度にカラになった袋を破った端っこと一緒に捻じ曲げてソーサーに置く、という作業を強いられることになってしまった。
おまけに、捻ったカラ袋を見れば1本じゃないことは一目瞭然なので、そのカラが向かいの同席者に見えないようにカップの手前に置くという作業も必要になってくる。ここまで来ると、隣の同席者とか周りの客の目はしょーがない、と割り切るしかないのだが。
アイスコーヒーの時には一人分のガムシロップのパック(?)が付いてくれば問題にはならない。あれはしっかりと量が確保されてるもんね、何故か。ただ、共用のシロップ入れが出てくるときは、たくさん入れちゃダメだなぁ、と気になってしまうんだよね、みんなのだから。
で、なるべく最後に回ってくるように仕向けるんだけど、そしたらそれはそれで、量が足りなくて悲しい思いをすることもあるんだな、これが。
いつだったっけ。
ボクが砂糖入れからスプーンでコーヒーに砂糖を入れたとき。
同席者はボクに向かって「え?! 砂糖2杯も入れるのっ!?」と言い放ったのであった。
ボクとしては3杯入れて甘くて美味しいコーヒーを飲みたいのがヤマヤマヤマだったところ、世間体を気にして2杯に留めたというのに。
だが、スプーンならまだいい。1杯で5gくらいは入れられるはずだもんね。
で、昨今のスティック3gシュガー。
これを立て続けに入れようものなら、「え!? 砂糖2本も入れるのっ!?」と言われてしまうのは間違いない。
もっとヒドい時には、店から出された際にソーサーに3gスティックが1本しか乗っかっていない時もある。
いーじゃんか。
砂糖くらい好きなだけ入れさせてくれよっ!
ワシは甘いんが好きなんじゃぁぁぁっ!
思わず興奮して広島弁が出てしまったがお許し願いたい。
“ブラックがオシャレ!”とか
“砂糖いっぱい入れるのって、変!”っての、やめてくんない?
「オレ、そんなの気にしないもんねー。砂糖でも何でもバンバン入れちゃうもんねー。」と押し通すほど気が強くないもんで…。
“だから太るんだよ”とまで言わなくてもいいじゃん…。
そんなワケで、自販機でカップ式のコーヒーを買うときも、「砂糖<増量>」のボタンを押すところを見られるんじゃないか、と気が気じゃないんだよね。
で、そのボタン、めでたく誰にも見られることなく押すことができても、出来上がったコーヒーを取り出すまでずーっとピコピコ点滅するんだわ、これが。
かくしてボクは、「砂糖<増量>」ボタンが点滅しているのをヒトに見られないように自販機にぴったり寄り添ってボタンの点滅を隠したまま出来上がりを待たなければならないのだ。
砂糖、いっぱい入れさせてよ。
甘いの好きなんだもん。