寒波です。
青森市の酸ヶ湯では過去最高の521センチの積雪を記録したそうです。そんな中、今日は青森市に行っていました。とんでもない雪で、仕事が終わって出てくると車が完全に雪で埋もれてました。
昨日青森に来たのですが、来る途中で寄り道をしました。それは宮城の塩竈市にある市場にいるまぐろのおじさんです。
読んで下さってる方の中にはお送りした事もあるあのまぐろです。
5、6年前に見つけたお店で、市場の中にはたくさんのお店があるのですが、いつも買うのはこのおじさんの店だけです。
いつも行くと狭い店の決してきれいとは言えない片隅のこたつでお茶を出してくれて、その日のまぐろをこれでもかっていうくらい切って食べさせてくれます。
震災の影響でどうなっているか気になっていたのですが、久しぶりに行くとあのおじさんが…。
とっさに「おじさん!」と声をかけました。おじさんは「え?」と言った表情だったのですが、すぐ気づいてくれました。
「おぉピアノ屋さん!」4年ぶりだったのですが、まさかそんな風に覚えてくれているとは思いませんでした。
肩をバンバン叩かれ、「よく来てくれた」と店の隅にあるこたつに招かれました。本当は津波でもう営業していないかと思っていました。
おじさんは家が津波で流され、ご自身も津波に飲まれながら必死に泳いで、なんとか助かったそうです。現在は仮設住宅で生活をしているとの事でした。
ただお店だけは残ったので、仕事ができる事がすごく嬉しいようでした。
この日もお茶とまぐろを頂きました。
しかもわざわざ今朝水揚げされたまぐろを出してきてくれたのです。塩竈で穫れた近海物です。冬のまぐろはやはり美味い。
これまでいつもお世話になっている人に送っていましたが、今回は自分で食べるために買いました。
このおじさん、実はお名前も知りません。年の頃70歳くらいで、昭和の人って感じなのですが、すごく暖かくいつも良くして頂きます。
東北で仕事以外で誰も知り合いや身内がいない中で、唯一の気になっていた人でした。奥さんが元気で、仕事の手を止めさせてしまいました。
小一時間ほどいましたが、久しぶりにゆっくりとした(市場の中は慌ただしいです)時間を過ごす事ができました。
この日買ったまぐろは明後日に届きます。
おじさんいつもおいしいまぐろをありがとう。