この日寄ろうと思っていた場所の紹介をします。
場所この辺、山梨県南都留郡富士河口湖町精進。
このトンネルは「宇の岬トンネル」「1989年3月生まれ」だそうです。
ちなみにこの道路は山梨県道706号精進湖畔線(しょうじこはんせん)というそうです。
そんなトンネルの入口右側になにやら平場が…ここが旧道の入口のようなので(人目がないタイミングで)ちょっとお邪魔します。
落ち葉でほぼ見えないけどアスファルト舗装がちゃんとされているようです。(アスファルト路面が見える場所もあった)
…で、その先…。
塞がれた旧隧道。山梨県によくあるパターン…な気がする。
個人的に入れないどころか中も覗けないし一番いやな塞ぎ方だと思ってるんですけど…。
ただ、ここは廃になった後で何かに使用されていたのか扉がついてますね。
どうせ施錠されているだろうし、仮に開いたとしても見てはいけないものを見てしまう可能性もあるかもと思いドアノブに触れたりはしてないです。
あと、扉の横にあるコンクリートの四角い2段の構造物は何でしょう?
この隧道は本来の扁額があるような位置ではなく、右側の石垣部分に扁額らしきものがありました。
現トンネルとこの扁額からタイトルを「宇乃岬隧道」としました。
現地では竣功年等がわからなかったのですが、ググってみると昭和29年生まれという情報がありました。
それ以外にも現地で撮られたと思しき「昭和九年」と書かれた銘板の写真も見たのですが、どこにあったのか完全に見落としてました。
さらにそれ以前から隧道は存在していたとの記載もあり、初代隧道(素掘り?)から何度か改修があり昭和29年に整備された姿で廃になるまで利用されていたということでしょうか?
さて、隧道が通れないので現トンネルを通って反対側(北口側)に向かいます。
場所この辺、山梨県南都留郡富士河口湖町精進。
まんま「宇の岬トンネル」バス停があり、その奥にブルーシートを被せた?巻いた?看板のようなものがありますが、ここが新旧道の分岐になってます。
こちら側はこんな感じで旧道が続いてて、どかされたバリケードが置かれていますが立入りを制限するようなものは一切ないのでそのまま進みます。
ちなみに、この旧道の左側は精進湖畔で広場のようになっていてキャンプ場として利用されているようになっていて、そういったレジャー目的で訪問されたような方が大勢いるようで車がたくさん停まってました。
つまり、ここを歩く私の姿は多くの人から丸見えだったと思われます。(笑)
そんな旧道を進んでいきます。
ありました。隧道!
なんか手前にロープが張ってあるので、ここは湖畔からは木で見えないと思うけどまったく人が来ないわけでもないかもしれないのでロープを乗り越えることは控えました。
ロープ手前からズームを使ったりして撮ります。
手前に高さ制限と幅員減少の標識がそのまま残ってるのが良いですね。
隧道は南口と同様に塞がれていて、こちらにも扉があります。人間(管理者?関係者?)なら通り抜けできるのかな?
で、隧道の右側には「精進ホテル」の入口の門がありますが、手前にロープがあることから廃業していると思われます。
旧道分岐のバス停のところの看板もこの「精進ホテル」の看板だったのではないでしょうか?
それと、どちらかというと隧道よりこのホテル跡のほうに人が接近しないようにロープ張ってあるんじゃないでしょうか?勝手な推測ですが。
隧道の方は南口とほぼ同じですが、扉の横にあるコンクリート構造物が1段だし低いという違いがありました。
あとは、植物の浸食具合と苔むし具合がこっちの方が上かな。
こちらも「岬乃宇」の扁額。
旧道を振り返った景色。
もう何か所かこういう封鎖隧道があるのを知ってるので訪問しようかと思ってたのですが、アホなことに道を間違えたりしたのでまた日を改めて順番に見に行きたいと思います。
今年中のブログ記事UPはこれが最後になると思います。
この1年本当にお世話になりました。ありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。