続きです。ようやく旧石部隧道の坑口を目にすることができました。
向かって左側(山側)が明治22年開通の最初に掘られた隧道で、右側(海側)が明治44年の複線化に伴い開通した下り線の隧道だそうです。
ここからだと左の隧道に入れそうです。
ちょっとお邪魔します。
「旧石部隧道」でググると色んな方のサイトがヒットしますが、ある程度以上年数の経過しているレポートではこの隧道内部は色んな荷物?ガラクタ?が散らばっていたようです(住人がいたというのでその人のもの?)が、現在は地元の方が片付けてくれたようで整理整頓されています。
で、事前に知っていた通り途中で埋め戻されているようです。
石部隧道の用宗側はそのまま現在線として使用されているので(旧隧道が現トンネルにぶつかって終わる感じ)通り抜けは不可能です。
突き当たりまで行ってみますね。
何かの跡。
土砂を盛って埋めてあるみたいです。
その手前には待避抗があります。
暗いからなのかわからないけど、この待避抗を撮るのになんだかやけに苦労しました。(笑)
最初、ボケボケ写真しか撮れなくて…。(^-^;
土砂を盛った部分の頂上みたいなところが少し隙間のような暗い影になってます。
ここを這って進んでもいずれ行き止まりになるはずなので(でないと線路トンネルに出ちゃうので、流石に東海道本線でそんな状態にはなっていないでしょう…)これ以上は進みませんでした。
では、戻ります。
ところでこの隧道滞在中に3度くらいゴォォォーっという音が聞こえてきました。たぶん5~10分おきだったんじゃないかな。
すぐ上を通る県道の車の音ではありません。
埋められた向こう側の世界から聞こえてくる、電車の音でしょう。
僅かな間ですが通勤でも使ったことのある、正直言って乗っていても憂鬱なだけだった電車の音も、ここから聞こえてくるとまったく別物に感じられます。
そういえばケロちゃんを連れてくるのを忘れたので、自撮りします。(笑)
三脚も持っていなかったので(三脚を持ってここまでのアクセス路を来れるか自信なかったし)地面にカメラ置いて撮りました。
カメラ置くときに気が付いたけど、何かが析出していました。
煉瓦。
そして、地面。
そういえば先客の人が海岸にいますが、たまに声が少し聞こえてくるくらいでこちらには来ないので心は穏やかでした。(笑)
隧道を脱出…続きますが、あまり期待しないでください。(笑)