さらに千頭方面へと車を走らせます。
途中「長島ダム放流中」という表示があって、それも興味があったけど、まだ行ったことないところに行きたい気持ちがあるのでそちらには行かずに途中で県道を外れます。
千頭駅付近では「トーマスフェア駐車場」と書かれた臨時っぽい駐車場が用意されてたり、警備員の人がいたり、駅にはパーシーとヒロがいたりしたけど、こちら側に入ってからは車も人もまったく見かけないままこの辺りまで来ました。（写真は振り返って撮影）
大半の区間ですれ違いが難しい道で、路面もたまにボコボコしてて、さらにちょっとだけ霧っぽくなってるかも。
前方を向けば橋が架かっていて、その先には隧道が口を開けています。
大井川沿線には頻繁に来るのに、少し道を外れるだけでまったく未知の世界が広がっています。
ここは、千頭森林鉄道の跡地を車道転用（橋はたぶん架け替えられて隧道は拡幅されてるので面影はなさそうですが）した場所だそうです。
千頭森林鉄道はかなり奥地まで広がっているので、この季節のこの天気で行くことはまずありませんがここは車でも来れる場所なのでちょっと寄ってみようと思ってきてみました。
って言っても自分が行けそうなのは前に行った寸又峡のちょっと先くらいまでですがｗ
橋は「横澤橋」で「昭和四拾五年参月（昭和45年3月）竣功」だそうです。
この親柱の上に何か乗ってます（黄色矢印）が、現地では「なんか置いてある」程度に考えスルーしていましたが、帰宅後にネットで見ると対岸（黄色丸）の部分の（線形改良のため）失われた親柱にはめ込まれていた銘板だったようです。(^-^;
以前はこの親柱の横に置かれていたようなのですが…。
橋を渡ると隧道があります。扁額が草に覆われ見えませんが「横澤隧道」「昭和四拾六年参月（昭和46年3月）竣功」と書かれているようです。
千頭森林鉄道の廃線後に車道転用ということで、天子隧道となんとなく似てるという印象を受けました。
ちなみに、白く光って見えない看板には「通行止」と書いてあったような気がします。
隧道の手前右方向から道が延びていますが、こちらは大井川鉄道井川線の土本駅や土本集落へ向かう道のようです。
では、隧道内にちょっとだけお邪魔します。
ちょっと見に来るだけの予定だったし、ひぐらしの鳴き声に混じって謎の動物の声？がするような気がするので怖いから長居しません。(^-^;
謎の動物の鳴き声以上に怖い？思いをこの後ですることになるわけですが…。
めっちゃ水が流れてるし、上から降ってきてもいるので傘を差しています。
デジカメ濡れたら困るからねぇ…。
隧道内は照明もついているのでライトを持ってきていませんが、全然平気です。(^-^)
向こう側に緑の世界が広がっているのが見えたけど、上記の通り怖いのでそこまで行きませんでした。(^_^;)
またいずれ。
横澤橋から見下ろした川。ここは寸又川だったかな。
で、橋のたもとに置いた自分の車に戻りました。
で、その奥（橋や隧道方向を見て左方向）に何かある？
白いのは「ダム放流時注意」のよく見る看板ですが…その奥…。
道が続いてる？
まあ気になるけど、今回は行きません。軽装ですし。
車で戻ります。この日は夜うな重を注文してあるのである程度の時間に帰宅する必要があります。(笑)
これは大雨でできた滝かな？
こんな生々しい箇所もあります。
で、この上の土砂崩れ写真を撮った直後くらいかな？何かの拍子に左手の親指にむにっとした感触があるのに気がつきました。
！？
うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ！！！
左手の親指にヤマビルがくっついとる！！！
お前っ！どこでくっついたんだよ！！！
急遽、広くなった路肩っぽいところに緊急停車します！
車を停めてヤマビルを地面に落として踏みつけ（塩とかライターとかそういう準備はしてなかった）体中とか服とか一通り他に仲間（？）がいないかチェックしたり…。
10分くらいそこで確認作業などをして、手をアルコールウェットティッシュで拭いて、大丈夫そうだと判断してからようやく出発しました。
ヤマビルって、廃道とか入って気をつけてる時よりちょっとだけのつもりで外に出たくらいの時の方がくっつかれる率が高いような…。
幸い、血を吸われる前に気づいてよかったけど…。
虫よけスプレーも今回は足元にしかつけなかったし、首にタオルも巻いてなかったし、こういう時に油断するのがよくないっぽいですね。
たぶん、最後の「道？」って覗き込んだ時に近くの木から降ってきたとかだと思われます。
この辺り（大井川沿線の山間部）はヤマビルの宝庫だとどこかで聞いたことがありますし、気をつけます。(>_<)