首里天がなし | ぶっ飛び沖縄‼︎

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突然沖縄に引っ越してきました。
楽しいこと、不思議なこと大好きです。


首里天、という

天ぷらじゃないよ。


首里天 加那志

と書いて

すいてん がなし。

首里天、は琉球王朝

がなし、とは

〜様。


自分たちの王朝へ親しみを込めて

賢い島民たちは

そう呼んでいたらしい。

一応、表面だけは

取り繕っておかないとね。


芭蕉布、という

沖縄の歌の歌詞にも

出てくるんだよ。

ここは、ぜひぜひ

⤵️の、夏川りみさんの

素晴らしい歌声で

聞いてほしい。



琉球の歴史を読むと

阿麻和利 ( あまわり )が

護佐丸 ( ごさまる ) を倒した、という

歴史的事実があるんだけど

まったくの作り話みたいなことと

私は思うんだよ。


なにも

娘婿が義父を倒すなんてさ

姻戚関係のある人を

攻めなくてもいいんじゃない?


地方の豪族の勢力が増してきて

一番怖いのは統率者

つまり、国王だと思うのよ。


どちらかに

あらぬウワサを囁く事で

争いを起こすなんてカンタン。

陰の黒幕で火種を撒くのは

どこの国も

やっぱ国王かな?


まぁ、組踊りという

沖縄舞踊の題材として

名高いんだけど。

勧善懲悪って分かりやすいから

忠臣蔵みたいなものかもしれない。


どこの国にでも

シェークスピア劇

あるいは、渡る世間は鬼ばかり

があるんだよね。

そう考えると

昔から、人間って

さほど進化していないんだよ💧

そういうのが大好きなんだから。



暴力団同志の抗争だって

裏では警察が仕組んでいるんじゃない?

と思うんだよね。


どんな理屈であろうとも

暴力団が相打ちで倒れてくれれば

いわゆる相殺ってヤツで

わざわざ署員を使わなくても

一掃出来るじゃない?


ただ

暴力団だってバカじゃない。

バカだけの集団じゃない。

別にどーでもいいんだけど

ヤクザ、と全部同じにしてほしくない。

強きをくじき弱きを助ける

任侠 ( にんきょう ) と呼ばれた

ヤクザもいたんだよ。


人に対して落とし前つけろ、

と言いながら

自分の落とし前をつけられない

そんな男が多くなったように

思えるんだよね。


あえて意味を与えるならば

警察の正義を証明するために

ヤクザはいるんだろうね。

ただ、どちらも人間だからさ

とどまるか、堕ちるかどうかは

本人次第だと思うのよ。

落とし前って、意外に朝飯前じゃ

いかないものだから。


ヤクザでも

ちゃんとスジを通せば

分かってくれる人もいる。

シロウトの方が

よっぽど悪質だったり

するからね。



昔のこと。

皆んなから筋肉バカと呼ばれた

単なる筋肉ムキムキの

奇妙な自衛官がいた。


冬でもランニングに迷彩服だけの薄着。

仲間に連れられて飲みに来たのに

ちょっと目を離すといない。

ヤツは帰ったのか?と言っているそばで

テーブルに隠れて腕立て伏せをやっていたり

ドアの出っ張りにぶら下がって懸垂。

カウントすると500回くらい平気でやる。


とにかく

筋肉さえあれば生き残れる、と真顔で語る男。

一見するとタダのアホみたいだけど

まったくの真逆にいるような不彌也さんから

とても気に入られていた。

トイレのドアで懸垂して壊しちゃった時

不彌也さんがニコニコしながら

修理代を払ってやっていた。

それでこそ、お前らしいって

なんと意味不明な💧


確か、第一空挺団に所属する

山田ハジメという

自衛官だったんだけど

本人が言うには

仲間たちとヤクザ狩り?をやっていたんだな。

なぜなら、庶民をイジメるから。


今は場違いなほど爽やかな風が吹く

新宿歌舞伎町だけど

バブルの頃には

魔窟と呼ばれるような

無法地帯だった。


チンピラヤクザはケンカ慣れしている。

でも、自衛隊はプロ集団。

しかも第一空挺団というのは

精鋭の中の精鋭、レンジャー部隊なもので

普段から並大抵でない訓練を行っている。

しかも、変人が多い。

訓練イノチ、筋肉イノチ、人命救助イノチ。

それだけやっていたい、みたいな。


たとえば。

オンナをクイモノにする男たちと

見返りを求めず人を助ける男たちとは

当たり前だけど違う。

ましてや個人経営のヤクザと国の部隊に

格段に違いがあるのは

目に見えて分かるよね。


だから

負けたことがない。

しかも言葉を発する事なく

無表情で無言のままヤクザを

なぎ倒し去っていく。


ヤクザが

警察官に、助けてくれ

と意地でも言えないのを

分かり過ぎるくらい分かっているから

確信犯だったんだよね。



でね。

不彌也さんの1番のお気に入り

脳みそ筋肉のハジメさんには

辛い過去があった。


寺の次男坊で

生まれつき強い霊能力を

持っていたハジメさんは

惚れて惚れて惚れ抜いた彼女を

亡くしている。


ある行者の素行が

見て見ぬふりが出来ないほど

ひどくなっていた時のこと。

逆恨みで村を根絶やしにする気か?

と、住職の父親が怒り狂っていた。


村八分だった行者の家系は

キチガイと呼ばれ

家人の言うことも振る舞いも悪かった。

昔は近親相姦をしていて奇形が多く生まれ

脳に障害を持つ赤ん坊、

両側大脳半球が欠損した無脳症や

水頭症が顕著に見受けられた。


もとは

広大な田畑を所有した資産家なのに

近隣からの付き合いは絶たれ

気が触れている家に嫁に行かせるな

と、忌み嫌われていた。


育たない赤ん坊が生まれるうち

家系を継ぐ者がいなくなり

その家系の最後の生き残りが

タチの良くない行者だったんだけど

住職の父親と副住職の兄の呪術合戦みたいな

やり取りが続いた矢先に

ハジメさんの婚約者が亡くなった。


夜中寝ていたら、ふと目が覚めた。

隣りに寝ている彼女がうつ伏せで寝ている。

仰向けでないと眠れない、と

聞いたことがあったハジメさんは

なんとなく彼女を眺めていて

おかしな事に気がついた。


呼吸していない?

そう感じてゆすってみると

腕が彼女の乳房に当たった。

何かがオカシイのに

その何かが分からない。


とにかくオカシイものは

オカシイ、と

ハジメさんは彼女を起こそうとして

凍り付いたように愕然となった。


体は天井を向いているのに

頭だけが下を向いている。

つまり、首の骨が折れ真逆を向いたまま

婚約者は事切れていた。


震える体を無理矢理に動かし

電話で警察に話そうにも

口がうまく動かないまま

警察官がやって来た。


第一発見者であり

真っ先に犯人と疑われたハジメさんは

頭の中が真っ白のまま

へたり込んでいた。


あの、行者の仕業だと分かる。

父と兄は臨戦状態で本尊の前から動かない。

入り込むスキがあるのは自分だった。

「自分のことは分からない霊能者」に対し

これが1番卑怯な行者のやり方なのだと

分かったらしい。


検視の結果

人間のチカラでは無理だと分かった。

なぜなら、亡くなった婚約者の顔や首には

外傷がまったく見当たらなかった。

普通なら、ここまでやったなら

鬱血や外傷が出来るのが

当たり前だから。



ハジメさんは

恨み辛みの日々を過ごし

自分は自衛官なのに

こんなにも人を殺したいほど憎めるのかと

そんな 「 自分 」に

苦しんで苦しんで苦しみ抜いた。


物理的に作用させるほど

強い霊能力を持っていながら

あの行者は、チカラを

こんな事にしか使えないのか?

悶々と思い悩みながらハジメさんは

ある日、突然気がついた。

自分だって分からないじゃないか?

同じ人間なんだから、いつ自分を見失うか

そんなこと、誰にも

分からないじゃないかって。


この事件がキッカケで

フツーの自衛官だったハジメさんは

180度変わっていく。

生活のためとか、自衛官は保障が多いとか

そんな仕事としての部分を捨てた。


自分の横で亡くなった

愛するオンナを胸に焼き付けて

標準を人助けのためだけ、に

自分の人生を賭ける事を決めたと

淡々と話していた。


幽霊が見えるハジメさんは

宿舎に幽霊がいても

まったく気にならない。

自分が助けるのは生きている人間だから

と、スルーしてしまう。


そう、ハジメさんの

生き方そのものが

「 自衛官 」になったんだよ。


それは

いつ死んでも悔いはない

という、ヤワなスタンスではなく

いついかなる時でも

人の命を助けるために自分は生きる

という、確固たる信念に

なっていたんだよ。



深刻な話の後には

笑える動画を楽しんでほしい。

これ見て笑っている私は

きっと、善人に違いない。


ここまで書いて思った。

国王、自衛官、ヤクザ

みんな組織の中で生きる男たち。

なんて愛おしい🥰


言葉や職種や立場で

その人の本性は分からない。

行動や振る舞いが物語るのかな?

と私は思う。


まぁ、難しい事は

横に置いといて。

皆んなも⏫を見て笑ってほしい。

意味なんてないから😆



この人のYouTubeも

ワケ分からなくてオススメ。

意味なく笑える😆

意味がないのが良いのよ。


さて…

最初の、がなし

は、どこかへ飛んで行ってしまった。

まぁ、こんなモンよね

人生は‼️