私のお股に
ジャストクールな風。
カモ〜ン!ウゥン 快適だわ✨
ワンピースの裾を
バッサバッサして風を取り込みたい
そんな衝動に駆られる夏は
静かに去ろうとしている。
たぶん、見たくない
のかもしれない。
大丈夫よ!
ちゃんとパンティ履いてるわ✨
し、か、も、赤🟥
さらに見たくないかな?
牛じゃないわ!って🐃
そんじゃ
パンティの裾に
ワンピース挟むわよ。
昔々、ゴム飛びする時
昭和の女子はやっていたのよ。
おパンツハサミ。
シコを踏みたくなるほど
お股に涼しい
初秋に吹く清涼な風を
沖縄では
新北風、と書いて
ミーニシと呼ぶ。
なんでやねん。
北をニシ、とは
沖縄の七不思議なり。
ここのところ
快晴のように青空が見えるけれど
ミーニシか吹くことにより
天候が不安定になり
小雨が降ることを
タカヌシーバイ
( 鷹のオシッコ ) と
呼ぶらしいよ。
明美姉さんの
ダンナの会社で働く
主任の宮良( みやら )賢吾さん。
ガッチリ中肉中背だけど
もともとは、コーラとポテチ大好きの
すごいデブだった。
コロナ初期の時
高熱を発し身動き出来ないでいた。
すると、連絡を受けた医者の兄さんが
自宅まで往診に来てくれた。
同行していた看護師から
身長と体重を聞かれたから
168、130、と
苦しい虫の息で答えた。
しかし。
どっちがですか?
と、大爆笑になってしまった。
血圧か?みたいな感じよね。
これが縁となって
看護師さんの奈々恵さんと
お付き合いが始まって
まもなく妊娠したことで結婚。
お付き合いを始めてから
奈々恵さんのススメもあって
みるみる60キロ減量。
毎日3袋食べるほど
大好きだったポテチと
すっかり手を切っていた。
それまでは
毎日ポテチが買える
コンビニのバイトだったけれど
医者の兄貴が頭を下げてくれて
明美姉さんのダンナに雇われた。
今では忙しくて
太ってる場合ではない。
4人目がお腹にいるから
奈々恵さん中心に毎日が忙しい。
ちゃんと、毎日ご飯を作り
子どもたちと奈々恵さんに食べさせて
家族全員の弁当を作って
食器を洗ってから出社。
帰って来ると洗濯機を回しながら
トイレ、風呂、部屋の掃除までやる。
実にマメなタイプだ。
まだ6歳の長女が
下の子の面倒を見てくれるし
近所で買い物もしてくれるから
ありがたい、と毎日思うんだと。
だから。
毎月の給料日には
家族へケーキを買って帰る。
奈々恵さんの大好きな jimmy’s の
チョコレートケーキ。
子どものころ事情があって
食べたくても
食べられなかったから。
4人目が生まれて落ち着いたら
さっそく奈々恵さんは
社会復帰の予定だ。
奈々恵さんの働いていた病院は
授乳室や乳児用の部屋があり
日中は保育士まで常駐しているから
仕事をしながら子育てが出来る。
一度退職しても
戻ってくる看護師も多く
医者も看護師たちも心得ているから
授乳やオムツ替えの時間だと
さりげなくフォローに入る。
そういう、助け合い
という意味合いの
ゆいまーる精神が確立している。
立場など関係なく
手が空いている人がやる。
新人看護師を育てるのはもちろん
キャリアを持つ看護師が
やりやすいように動く。
院長と師長は夫婦で
娘さん2人が保育士を勤め
とても協力的だ。
頑張り屋の
奈々恵さんには
励ましてくれた人がいる。
よく見て!
フェア、のフが7️⃣だよね⤵️
その人とは、院長の母親。
ユタだったためか
今でも大切にされている
病院の敷地内の御嶽を見つけ
もともと荒れ地だったのを買った。
時間をかけて手入れをし
一度離れた神さまたちが
戻ってくるように祈り続けてきた。
そこで、荒れ地に
苦学して医者になった息子が
最初は小さな病院を建てた。
神さまが戻るまで5年かかったけれど
二束三文の安い荒れ地だったのが
すぐ近くにモノレールが開通することにより
どんどん住宅地として発達して
今や地価高騰し、道路は整備され
スーパーやコンビニが出来て
高級マンションも林立する
便利な立地だ。
院長の母親は
長年の貧乏暮らしの中で
朝から晩まで働き詰めの
苦労人だった。
自分のへそくりで
御嶽のある荒れ地を買ったことで
連れ添ったダンナから離縁された。
ダンナの自分に相談がなかった、と
一方的にまくし立てられ
ひとり息子と一緒に捨てられた。
でも、ダンナにオンナがいる事は
薄々気がついていたし
そのオンナにも子どもがいることは
分かっていたから
いくら本妻とはいえ
自分から身を引いたようなもの。
院長の母親は言う。
人生にはいろいろな風が吹くよ。
ミーニシが吹いて来たな
と、思ったら自分の正念場だよ。
人生が良くなるための
神さまからのお試しだからね。
逃げてはいけないよ。
そう言って励ます。
たまに、たくさんの
サーターアンダギーを揚げて
看護師たちのオヤツに持ってくる。
ひとくち大の大きさに
こし餡が入っているから
皆んながついつい摘んでしまうらしい。
奈々恵さんは
アルコール中毒でDVの父親という
家庭的に恵まれずに育った。
生活費を稼ぐために
朝早くから母親は土建業で働き
父親の酒代を稼ぐために
キャバ嬢をやっていた姉さんのススメで
16歳で家を出て水商売の世界に入る。
そこから、お金を貯めて
看護師になることを決意する。
看護師になって
母親と姉さんに会いに行くと
行方不明になっていて
父親は病死していた。
病院に入職して半年後
院長の母親から
呼び止められた。
あなたの
お母さんと姉さんは生きている。
必ず会える時が来るから
と、言われた。
で、結婚して産休に入る前に
病院の待合室に座る2人を見ると
それは母親と姉さんだった。
悪仲間のソープ店に
妹を売ろうとしてしていた
父親の話を盗み聞いた姉さんは
妹に家を出るように言った。
思うように行かなかった父親から
ひどい暴力を受けた姉さんは
子どもの産めない体になっていた。
だから。
奈々恵さんは
母親と姉さんと家族と一緒に住む
大きな一軒家を買う
という確たる目標がある。
ミーニシに向かって
私は生きて行く。
いつか、ミーニシは
私の背中を押してくれる。
院長の母親に決意を語ると
そっと手を握りしめてくれた。
大丈夫よ、神さまは
ちゃんと見ていてくれるから。
奈々恵さんのお母さんは掃除婦
お姉さんは事務員として
働いてもらうように
院長の母親は取り計らってくれた。
辺鄙な荒れ地に建てた
小さな病院は
今や、地域の健康を支えるために
大きく建て直され
地元密着の中堅クラスの病院だ。
毎日、職員や看護師たちに
弁当を売りにくるオジイは
院長の母親の同級生。
息子さんに手伝ってもらい
軽トラに弁当を乗せて
売りにくる。
待合室の患者さんも買うし
ほぼ、毎日完売するから
オジイは嬉しいらしい。
夏の1番人気は
ゴーヤーチャンプルー弁当350円。
ここの荒れ地は
ウチのじいちゃんが売ったんだよ。
まさか、こんなに
キレイになるとは思わなかったさ。
神さまは、すべてお見通しなんだなぁ。
と、院長の母親へ言ったらしいよ。
お嫁さんから
お義父さん無理しないで下さい
と、言われるらしいけれど
大丈夫だ、もし自分が倒れても病院だからな
と、軽トラを運転して
意気揚々とやってくる。
まぁ
ファミチキ食べたい
とか、ローソンで街カフェしたい
とか、セブンのカレーパン買って
とか、いろいろ頭の中
毎日毎日ぐーぐるマップ🌀
風の吹くまま
明美姉さんの運転でドライブしたら
ふたたび迷子になっていて
58号を走っていたのに
うるま市に来ていた💧
方向オンチって
ある意味、神さまにお任せ状態。
マックのフライドポテト🍟を
パクつきながら
窓を全開にしてミーニシを浴びていた。
飲むより、皮膚から吸収して
ミネラル補給になるよ。
やっぱ
フライドポテト🍟は
マクドナルドに限る。
コレで、プラマイゼロか?
まぁぁ、ステキ😆



