ガジャンクルサー | ぶっ飛び沖縄‼︎

ぶっ飛び沖縄‼︎

突然沖縄に引っ越してきました。
楽しいこと、不思議なこと大好きです。


ランドクルーザー
じゃないよ。
ガジャンクルサー。

なんじゃそれは?
と、思ったかな?

平良盛孝 ( たいら せいこう) 氏は
ルミ子姉さんの
数多いBFのひとり。

米軍基地の中で
腕時計やカフスボタンや
ネクタイピン、など
アクセサリー類を売って
それをキッカケに財を成した。

今は宝石店を
息子さんに譲ってから
お気に入りのバーで飲み
不思議な話や怪談話を披露して
趣味の旅行を楽しむ。

京都が大好きで毎年行くから
もう30回以上は通って
写真を撮ってくるんだけど
何十枚かに1枚は
変なものが写ってしまうらしい。


でね。
平良氏はユタのオバアの
血を引いているから
ウワサが広まったためか
米軍基地へ出入りしていた頃
宝石の卸業者の親方が
無理矢理頼んで来る事があった。

盗品、遺品など
ちょっとマズイもの。
売れても、クレームが入り
必ず手元に戻ってくるけれど
捨てるには忍びないほど
いい品物だった。

警察もあるけれど
変なものが憑いているモノが
卸業者の間をまわりに回って
平良さんの手に渡るという事が
何回も何回もあった。

仕方ないから預かって
それとなくバッグに入れておく。
すると、その商品は出してもいないのに
自分の意志で客の目に止まるように
バッグから出てきていた。

平良さんは、親方から独立して
仕事に脂がのってきた時だったから
ベトナム戦争に従軍する米兵たちへ
形見になるような
高価な貴金属類を売っていた。

すると
真っ黒な影が背後から
抱きつかれた米兵たちが
いわくつきの腕時計や指輪を
値切らずに買ってくれることに
気が付いてしまった。

で、無理矢理頼まれた
いわくつきのモノは
すべて売れてしまい
買って行った米兵たちは
生きて戻って来ることは無く
形見として残って戻ってくるような
商品は無かったと
生還した米兵から聞いた。

よくよく話を聞くと
平良さんが売った
いわくつきの商品を身につけた兵士が
乗っていた戦闘機は
ことごとく撃墜されたという。

形見として残るのは
いさぎよし、としなかった。
持ち主と共に
この世が消えて行きたい。
それが本望だったのかと
平良さんは暝目したという。


平良さんが
自分の霊能力を自覚したのは
小学生の頃だった。

離島生まれだった
平良さんの住む集落には
週一回、ガジャンクルサーの日
というものがあった。

ガジャンは蚊🦟
その蚊を🦟クルス
殺すという意味で
殺虫剤噴霧器を荷台にのせた軽トラが
増え過ぎた蚊を🦟殺すために
白い煙を上げながら走り回る。

子どもにしたら面白いから
モクモク上がる白い煙を追いかけては
集落中を走り回って
毎回毎回、役場の人に
怒られる。

で、とうとう
不思議なモノを見た。

白い煙の中から
顔だけが浮き出て来る。
まるで、仮面を被ったような
無表情の顔だけが
白い煙から突き出すように
見えていた。

怖いというより
不思議な感じだったって。


地球上🌏で

1番人を殺すのは

なんだと思う?


1位が蚊 72万五千人

2位が人間 47万五千

3位がヘビ 5万人


蚊が媒介する

感染症の最たるものは

マラリアだ。


年間2億人が発症し

60万人が死亡する。

地球温暖化で

熱帯性の感染症が

地球規模で広がる時代だ。


沖縄にはハブを始め

毒を持つ動植物がたくさんある。

たかが、蚊だと🦟侮ってはいけない。

遊びに浮かれて

虫刺されを甘く見たら

痛い目にあうかもしれない。


平良さんは

蚊取り線香を腰からぶら下げて

散歩するんだよ。

以前はタバコを吸いながら

散歩していたんだけど

幽霊 ( ユーリー )は

煙が苦手らしいのよ。


ユーリークルサーって

言っていたけれど

幽霊来るさー、としか

私には聞こえなかったさ。