カチ価値ヤマのタヌキさん | ぶっ飛び沖縄‼︎

ぶっ飛び沖縄‼︎

突然沖縄に引っ越してきました。
楽しいこと、不思議なこと大好きです。


友だちか?というと
そうじゃない。

知り合いか?というと
そーでもない。

じゃあ、なんだ?
というと。
もと同僚だった人。

そうそう
もと〇〇と表現する場合
私の中で終わっている人。

明日行きますね!
って、ダレや?

再婚したから
苗字違うらしいけど
ちゃんと言って欲しい。
というより
彼女と知り合った頃は
アナタ独身じゃなかったっけ?

私の場合
那覇空港まで出迎えるなんて
そんな効率の悪いことは
よほどのことが無い限り
しない。

なんせ道が混む。
那覇空港までの道は混んでいて
ましてや、朝と夕方の混み具合は
いい加減にしてぇ〜〜〜💢
というくらい混むのよ。
まぁ、自分も渋滞作ってる
一員だし、一因になってるんだけどさ。
仲良くツルんで渋滞してんのよね。

で、近いところで
浜比嘉島で待ち合わせだ。
うるま市だから近くないよって?

那覇空港から近いところで
瀬長島とかにしちゃうと
まったまた、すごい混むのよ。
瀬長島の駐車場だって混むし
車が混む風景しかアソコには無い。
那覇から行くと分かりにくいから
地面に色違いの字で
行き先方面が書いてあるの。
アソコのポイントって
皆んなのナビはどうやって説明するのか?

右斜め前の気持ち2時の報告とか
Alexaなら
どう説明するだろう。
やっぱ、表示通りに進んで下さい
と、賢い誘導するかなぁ。

浜比嘉島方面は、ソリャもう
那覇から渋滞渋滞渋滞の中、その渋滞から
フッと抜ける場所があるの。
で、解放されたような感じが気持ちいいから
一気にアクセル踏んで!
は、ダメダメ。
パトカー常駐してるからね。

ローソンの影とかに
亀のように引っ込んでいたりしているから
捕食されないように気をつけて。
そうそう登り坂になっていく手前よ。
白黒の亀がスタンばってるから。
動きだけは素早いの🐢
パクってもパクられるのは
いっやぁ〜ん❤️



で、顔を見てから
思い出したのよ。

あゝ田村さんは
複雑な家庭で育ってきたんだって。

あの頃一緒に
仕事をしていた斉藤さんは
実にオンナのカンが
スルドかった。

美容整形の有無
化粧品メーカーの名前
ネイルや香水の名前、と
ありとあらゆることを知っていた。
さすが、社長のムスメ
お嬢さま育ちは違う。
私もいろいろ教わった。

かたや私は
化粧品には、さほど興味が無い。
若い頃にはハマってきたけど
それがどうした?と思うし
自己満足の世界だろ?と
過ぎた台風の後片付けをしながら
青空を仰ぐ、そんな距離感。

メイクには2時間かけた
マットな質感は
それはそれは見事なもの。
本人はシミだらけとは言っていたものの
私には見えなかった。
メジカラ強く間近に迫ってきて
〇〇さんも、もっともっと盛って下さい!
と、うるさかった。
イヤ、牛乳石鹸よい石鹸🎵
で、落ちないメイクはしないの。

つまり
女子力バリバリの斉藤さんと真逆の
野生の私のコンビは
なぜか仲がいいと回りから言われていた。
でもそれは、斉藤さんからの
一方的な熱烈コールだった。
別に愛なんかではなく
ノリが似ていから、だろう。

もう1人いたマネキンの人は
あたり触らずに
テキトーな距離感を保ちながら
私たちの絶妙な掛け合い漫才という
接客術に肩を揺らしていた。

たまに聞かれたの。
ダジャレ言っていただけなのに
いきなりお会計のカルトンと
電卓を持ってくるなんて、なぜ?
って、そんなの説明なんて出来ないさ。
接客って流れだもの。
流しそうめんを止めるような
無粋なことは言わんといて。

素材の説明?しない
ブランドの歴史?知らない
と、ついつい答えてしまった時。
ニューヨーク本社から来たヤツらは
一瞬の沈黙の後にやたらと
ハグしながらゲキ褒めしてきた。
超デブとのハグは手が回せないわ〜💦

サムラ〜イ❗️だって。
よく分からないよね。
オンナに言うことじゃないし。
だからこそ、ちょっとだけ
油が足りないような、生焼けのような
そんな脳の構造だけは
アメリカ人って好きよー❤️


そんな時
田村さんが入社してきた。
驚いたのは初日。
タムラ?タヌキじゃなくて?

その日から
メイクのトレーニングが始まった。
イヤ、斉藤さん
販売のトレーニングでは?
と、言ったんだけど
〇〇さんは、売ってて下さい!と
ひと言言われただけ。
フン😤言われなくても
売っちゃるワイ💢

田村さんの
メイクからヘアスタイルから
衣類から下着、靴に至るまで
事細く指導が入る毎日毎日。

やり取りを聞いて
たまに、へ〜〜とか相槌を入れる。
で、2人がバックヤードに入り
ヒソヒソ話が続く事もあった。

いいの、いいの、〇〇さんは!
アソコまでいっちゃうと
神さまレベルだからさ。
怖くて誰もクチ出ししないの!

〇〇とは私のこと。
ナンの話をしていたのか
後日聞いてみたら
私のファッションスタイルとか
販売スタイルのことだった。
ヤクザ相手にコンプライアンスぎりっぎりの
キワドイ話をする私は
すでに大魔神扱いされていた。
穏やかな方のよ💢

ダッカっら!ぎりぎりの話じゃないと
彼は、つまらないって帰っちゃうから!
と、いくら説明しても
誰も信じてくれなかった。
マネージャーまで合掌して
今日も予算達成しますようにって
私に言うしで。
人から拝まれるなんて
気色悪いったら無いよ。

彼女は
ずっーっと、あーだこーだ言われて
斉藤さんから構われた事が
うれしかったらしい。

子供の頃
父親の子連れ同士の結婚で
肩身の狭い思いをしながら
家族の顔色を見ながらの
ずっーっと我慢をし続けて来た。
で、血の繋がりの無い家族の中で
新しい子どもが生まれた時に
家出して来たという。

16歳から歳を隠して
歌舞伎町で水商売しながら
お金を貯めて来た。

田村さんの憧れは
東京のオンナ。
どんな女か知らないが。

で、なぜか神奈川県の相模原に
マンションを買い
普通の仕事をしたい
と、私たちの業界に入って来たんだけど。
彼女の誤解していた部分があった。

いくら憧れていても
その憧れの中に、幸せがある
とは限らないこと。

だから
こんなオシャレで華やかなところで
仕事が出来るのが好き❤️という
田村さんの発言に違和感があった。
キラキラ部分しか見えていないの。

ここは戦場だけど❓
戦って戦って死なん程度に
戦う場所なんだけど❓
キミが手にしているのは
ソリャ、夢の国のチケットじゃなくて
アカガミだけど❓
理屈のいかんによらず突っ込めー❗️

そんな勘違いの彼女は
頑張っても頑張っても売れなかった。
お話しは出来ても
商品を勧めることは出来ても
それだけ、なんだよね。

トドメに魂を入れるのよ‼️
と、私は言った。
斉藤さんは、売れるんなら
なんでもいいのよ‼️と言った。

だけど
安いカットソーしか売れず
最初の結婚のために
1年後に退職して行った。


ソープで働けという
ダンナと半年で離婚、その後再婚と
いろいろあったけれども
授かった子ども2人はひとり立ちした。

今現在の彼女は
歳を取った実父を引き取って
再婚相手の両親の面倒もみていた。
義理の両親は会社を経営していたから
これから世話になる嫁さんに
毎月の給料を払っていたような
出来た人たちだったんだって。

結局。
価値を常に外に見ていた時には
本当に欲しいものが
分からなかったんだろう。
買い物ばかりしても
満たされることは無かっただろうし
憧ればかりを言っていたから。

タヌキって
他を抜く、という意味がある
縁起物なんだけど。

話を聞いていたかぎり
彼女のタヌキのような愛嬌のある顔と
柔らかな雰囲気は会社の役に立っていたはず。
義両親のやっていた会社の
お茶汲み担当だったというけれど
お得意さまの話を聞くのが
大好きだったらしいから。

タムラさんは、三時間ぶっ続けで
しゃべっるだけしゃべって
すっかりぬるくなったコーヒーを飲み干し
私のオススメスポット
沖縄北部のカナメのような
大石林山へ向かう。

まるで空母のような
大きなエネルギーを持つ彼女は
喰われることの方が多いだろう。
でも、そこら辺のザコに
食い尽くされるほど小さく無いのよ。

巫女さんみたいな
霊媒体質なんだろうと思う。
無意識に与えているというのかな。

あの頃の
お2人の掛け合い漫才は
最高に楽しかったです!
ってさ。
ウチらの接客スタイルだったんだけど?
未だに分かっちゃいないなぁ
まぁ、空母だからいいか。
でも別れてから気がついた。
方向オンチだって言ってたなぁ…
まぁ、一人旅とはいえ
ナビもあるし。
アソコは仲間のイノシシもいるし🐗

ひとまず
貴君の無事の帰還を祈る💦


大変だったのは私。
その日、なんとなく体調不良で
帰って来たら
そのまんま眠ってしまった。

夜中から高熱で動けず
何も食べれず、水しか飲めず
スマホも打てない、で
丑三つ時に、辺野古から
静留がやって来た。

鍵開いていたから
って、マジか?

大天使ミカエル🐸🐸🐸から
メッセージが来たらしい。
お風呂にお湯を溜めようと
カランに手をかけた時
那覇へ向かいなさいって
言われたらしい。
すごっ✨✨✨

一週間寝込むなんて
30年ぶりくらい。
いつも、元気な人は
何かあると一気に行くと
医師から言われた。

もちろん、
一気に逝っても
いいんだけどね。
いつでも。