1月10日は予定日でした | くまさん's family ~おてんば娘と気管切開の息子~

くまさん's family ~おてんば娘と気管切開の息子~

長女2014年3月14日 出産
長男2016年12月19日 出産
 
長男はピエールロバン症候群など先天性の疾患を抱えています

くまさん(主人) 38歳
すー(筆者)   35歳  

のーーーんびり更新中 

本日で
息子生後24日目になりました!

これまでのこと→生まれました&緊急搬送されてしまいました


精密検査の結果としては
・小顎症
・耳下症
・口蓋裂
・小陰茎
でした

心臓・肺には異常はありませんでした

そのまま12月20日から
息子は入院になりました
同時にくまさんと娘は主人の実家でお世話になることになりました


出産当日は
主人も私も眠れず
朝方まで連絡をやりとりしていました

息子がどんな状況なのかも
全く想像できず
一睡もできませんでした


そんな中
翌日
朝日が出てきたときは
本当に嬉しくて
病室の窓から差し込む光を見て
「新しい朝が来てくれたんだ」
と思いました
こんなにも朝が待ち遠しかったことは
今までなかった気がします


助産師さんに
息子に会いたい旨を話すと
すーは妊娠高血圧症でしたので
血圧測定をして
お医者さんからの外出許可が降りてから
ということになりました

血圧は130台が出て
許可がおり
すぐにくまさんに連絡をして
産院まで迎えに来てもらいました



産院から大きな病院まで向かう車内では
何を話したのか…
あまり思い出せないですが
くまさんとふたりで
とにかく涙を流していたように思います

そして鮮明に覚えていることは
くまさんが
「俺たちなら大丈夫」
と繰り返し言ってくれていたことです


病院に到着し
くまさんからNICU病棟に入るまでの
手順を教わったりして
いざ息子に会えたときは

『よかった…生きてる』

と思いました

保育器の中にいる息子…
鼻には呼吸をするためのチューブ
口からは母乳ミルクを哺乳するためのチューブ
左手には点滴
体には血圧と酸素を測るためのセンサー

『さっき自分が生んだ子なのだろうか…』

というまだ現実を受け止めきれない自分と
我が子に会う前までは

『かわいいと思えるのだろうか…』

という自分に対する不安があったのも
正直な気持ちです

ですが
そのような状況にも関わらず

『かわいいなぁー』

と思えて
同時に

『私はこの子の母親なんだ』

と実感することができました


保育器にある小さな扉から
息子に触れることができ
色々な思いがこみあげてきて
涙がたくさん溢れました
くまさんは
ずっと背中をさすってくれていました


すーは
産院で入院しながら
毎朝血圧測定をし
数値がよければ外出許可をもらい
その度くまさんに送迎してもらいました
くまさんは
理解ある職場の方に恵まれ
息子の生後1週間お休みをもらえて
午前と午後の1日2回
一緒に面会に行くことができました

昼間は息子に会いに行きたくて
その為退院を早めてもらい
19日出産
22日退院でした


産後から息子に会えるまではどん底でした
悪い方
悪い方へと考えて
先のことなど全く考えられませんでした

ですが
日々ものすごい生命力を見せてくれて
私たち夫婦は
逆に元気をもらっています
もちろん
娘も頑張っていて
泣きながらも見送ってくれたり
くまさんの祖父母と遊びながら
帰りを待ってくれています
親バカですが…
本当にかわいくて
娘からも元気をもらっています


・点滴がすぐに外れる
・日々増えていくミルクの量
・保育器の外へ出してもらい
くまさんが初めて抱く
・おむつを交換させてもらう
・沐浴を観察させてもらう
・呼吸の数値が安定してくる

このような状況があり
息子は
保育器→コット(赤ちゃん用のベッド)
になることができ



そしてー
2017年元旦
NICUから
比較的症状の軽い子が多い
GCUにお引っ越しすることができました!

1月11日現在
3582g(生後から218g増加)
ミルク母乳70cc(口のチューブから)


ここに至るまで
主治医立ち会いのもと
形成外科医師
歯科医師
舌のリハビリのST
から息子の現在の症状や
今後の治療の説明を受けたり

耳鼻科
眼科の診療も受けました

共に大きな異常はありませんでした


脳波では
耳の聞こえの検査をしました
普通の音は聞こえていますが
小さい音は拾えていないそうです
これは赤ちゃんにはよくあるみたいで
次回また検査予定です

排尿排便は今のところ問題無さそうです

昨日は
MRI検査をしました
結果は近々出るそうですが
ドキドキしています…

くまさんの実家の皆さんは
すごく協力してくれていて
午前と午後
送迎してくれています

掃除
洗濯
家事
育児
すーのお世話等…
たくさんお世話になっています

昨日は
すーがおっぱいについて不安だったので
母乳外来を受診するために
産婦人科まで送迎してくれました

息子には搾乳器でしぼったおっぱいを
冷凍させて
退院後から毎日持っていっています

口蓋裂があるため
まだ口から哺乳はできませんが
助産師さんが
『母乳にはすごいちからがあるから』
と言ってくれたので
いつか直接飲めることを夢見て
根気強く無理なく頑張りたいです


長文になりましたが
ここまでが産後から本日までの経過です


今後どうなるかわかりませんが
息子の生命力を信じ
くまさんと娘と手を取り合い
4人で生活できることを願って
応援していきたいです
哺乳瓶の口をおしゃぶりがわりにして
頑張る息子