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 ニック・ホーンビィの『ハイ・フィデリティ』という小説の中の一節に、こういうことが書いてある。

 

 ブルース・スプリングスティーンの歌の世界では、とどまって腐っていくか、逃げ出して燃えつきるしかない。彼はソングライターなのだから、それでもいいだろう。選択肢は単純なほうが、歌は書きやすい。けれど誰も、逃げ出したうえで腐っていく可能性のことは歌にしてくれない。中途半端な心がまえのまま逃げだしてしまい、郊外から都会へ出ていったのはいいが、結局街のなかでもふぬけた郊外式の生活しかできない人間だっている。それがまさに僕の姿だ。そして、ほかの多くの人々の姿だ。(森田義信 訳 新潮文庫から)

 

 まあ、それでも、『Born to Run』は、いい曲だ。 

 

 

 

 

 アマゾンかアップルミュージック(お試しで使っている)で提案された、このCandidというアルバムを聴いていたら、やけにいい音楽ばかりで、すごいなと思ったら、カバーアルバムだった。

 ほとんど知らない曲ばかりだったので、気がつかなかったのだが、知らない曲ばかりだったので、純粋にこのアルバムを楽しめた。

 オリジナルも聴いてみたが、この『Hammond Song』なんか、とてもいいカバーだと思った。

 

 

 この曲なんかもいい。

 

 

 ここ数週間は、この曲のAudiotree Live Version ばかりを、100回以上繰り返し聴いていた。

『Aim to Please』もいい。

 

Keep your photo on the fridge

Knowing I won't talk to you again

 

という歌詞と、

最後の歌詞の

 

The hard part is it never lasts but

the best part is just that you had it

 

というところが、心をえぐる。