アマゾンのaudibleで、村上春樹の「騎士団長殺し」という小説をときどき聞いている。
それで、何が言いたいのかというと、朗読をしている高橋一生という人が、最高にいいのだ。
もう、びっくりするぐらいに、うまいし、いい。(再生速度を1.25倍にして聞いているのだけれども…)。
正直言うと、高橋一生という人の印象があまりない。カルテットというドラマをちょっと見たことがあって、ちょっと変わった役だなという印象ぐらいで、特にいいという印象は全然なかった。
だが、この「騎士団長殺し」のナレーションは、とてつもなくいい。本当にびっくりしたぐらいだ。どうしたら、こんなに上手に読むことができるんだろと、心の底から感心した。
今まで、役者としての実力に気がつかなった自分に、反省したぐらいだ。
それで、ちょっとwikipediaで、高橋一生のことを調べたら、エレファントカシマシのファンだと書いてあった。そうか、エレカシのファンなのかと思った。
ミスチルのファンではなく、エレカシのファンだというのがミソだ。くるりのファンではなく、よりによって、エレカシか……という感じ。
まあ、いろいろと心に抱えたものがある人なんだろうと、朗読の良さに納得した。
かなり話はそれるが、自分も、エレカシの「孤独な旅人」を聴いたときは、ずいぶん感動した。