最近はそうでもなかったが、今まではブログに載せる音楽は、少なくとも100回ぐらいは繰り返し聴いてから載せていた。このアル・クーパーの曲は、先月は、まったくとりつかれたように聴いていたので、その基準を満たしていると言える。
アル・クーパーのアルバム『Naked Songs』は、1973年に発売された5枚目のアルバムで、まさに傑作と断言できる素晴らしいアルバムだ。
このアルバムの中に、『Jolie』という曲があるが、一応、このブログのペンネームがジョリとなっているのは、アル・クーパーのこの曲にちなんでつけた、と言いたいところだが、アンジェリーナ・ジョリーの、ジョリーから名づけたのではないのと同じく、関係がない。
『ジョリー』もいい曲だけれども、やっぱり圧巻は、『Where were you when I needed you』だろう。素晴らしい曲だ。
アル・クーパーが、ボブ・ディランの「Like a Rolling Stone」で、オルガンを弾いているのは有名な話だが、オルガンも素晴らしいし、ドラムもいいし、そして何よりもアル・クーパーのボーカルがすごくいい。
若い頃は、それほどぴんとこなかったが、最近は、やけにアル・クーパーの歌が良くてたまらない。
有名な話の続き。アル・クーパーがボブ・ディランのレコーディングにギタープレイヤーとして参加したが、自分よりもうまいギタリスト(Mike Bloomfield)がいて、突然、オルガンを弾くことにして、『Like a Rolling Stone』に参加するというビック・チャンスをものにしたという話。やっぱり、チャンスはものにしなければならない。