音楽と関係のない話。
なんとなく、ヘミングウェイの、『武器よさらば』の最後のあたりを読んでみた。なんだか、村上春樹の『ノルウェイの森』を、そのまま読んでいるような気がした。
ところで、『武器よさらば』と太宰治の『人間失格』は、どちらが先に書かれた小説だろう?
まあ読書好きの人、あるいは、昔、太宰にはまった人間ならば、すぐに答えられる質問だろう。
答えは、グーグルで調べればすぐにでてくるのだが、一応、自分は調べる前に、正解を出す自信があった。
なぜなら、太宰の小説かなにかの中に、太宰の奥さんが太宰にヘミングウェイの武器よさらばがいいと薦めていた場面があったからだ。(最近は、太宰をまったく読んでいないので、どの小説かエッセイだったか忘れたし、多少、記憶が違っているかもしれないが……。)
他には、『武器よさらば』は、第一次世界大戦のことを書いているので、そのこともヒントになるかもしれない。
ところで、『武器よさらば』が発表されたのが、1929年。つまり今から90年以上も前の小説。それで、太宰の『人間失格』が、1948年。
太宰の『人間失格』は、『武器よさらば』よりも、およそ20年も後に書かれた小説、ということになる。
ところで、ヘミングウェイは、太宰よりも10年前の1899年に生まれている。そして、太宰が亡くなった1948年の、13年後の1961年に61歳で亡くなっている。
ノーベル賞をもらったのが、太宰の死の6年後の1954年で、もちろん太宰は、ヘミングウェイがノーベル賞をもらったことを知ることはなかったというわけだ。