数ヶ月ほど前、押し入れの中に入れっぱなしにしておいた紙袋からCDを取り出した。その紙袋、ある人に何枚かのCDを貸して、返してもらったときのものだが、それをそのまま5年ほど入れっぱなしにしておいたのだ。引越した後も、新しい家の押し入れに、そのまま入れておいた。
それで、その袋の中に入っていたCDというのが、ティル・チューズディの「Welcome Home」で、つまり、そのCDをほとんど聴いていなかったということになる。
袋の中からCDを取り出してみる気になったのは、頭の中で急にティル・チューズディの曲が流れ出したせいで、たぶんこの紙袋の中に入れておいたCDの中の曲だろうと思って、袋の中にあったCDのジャケットを調べてみたら、やっぱりそうだった。
前置きがやけに長くなったが、『No one is watching you now』はティル・チューズディの2枚目のアルバム「Welcome Home」の最後の曲だ。エイミー・マンはその後もいい曲を発表し続けているが切なさという点では、このアルバムの中の「What about love」と『No one is watching now』に勝るものは少ないと思う。
歌詞は、
<No one is watching you like I did.>
考えようによってはストーカー的とも受け取れる歌詞だが、まあエイミー・マンみたいな女性にストーカーされるなら幸せというものかもしれない。
誤解のないように、もう少し歌詞を書くと、
Something has torn me apart
oh but what do I care
about watching my heart
I know that sadness bleeds through
and my sadness for me
is now sadness for you
と続く。
悲しみが、bleedsするという表現をがすごいと思うが、と同時にエイミー・マン独特の強さのようなものも感じられ、すごいなと思う。
私の自分自身に対する悲しみは、あなたへの悲しみに変化した。sadness for you というところが、ちょっと解釈の難しいところだが、別れた相手にたいする、あわれみ、いや、思いやりの気持ち、ということなのかもしれない。
いつも書いているとおり、このブログにアクセスしてくださっている方は本当に少ないので、あまり宣伝にもならないと思うが、田宮亜紀さんという陶芸家の方がいらして、今、代官山で展示会を開いている。
昔の先輩にあたる方と一緒に今日、訪ねる予定だが、もう何年間も展示会があるたびに行っている。値段はけっして安くはないが、とてもいいものがそろっているので、近くにお住まいの方は、ちょっと行ってみたらいいかなと思う。
http://tamiya-aki.com/exhibition.html