当社のカラースクールでは受講相談を受け付けています。
講座に関心をお寄せいただいた方、
とりあえず話だけ聞いておこうという方、
自分のカラーのキャリアに疑問を感じた方など、
色んな方にお越しいただいています。
昨日も複数の方がお越しになり、お話していたのですが、
一人の方がとっても大切なことに気付いてくれました。
長らく色彩の世界に興味を持っておられ、学習経験もあるその方は、
こう言われました。
「私、○○先生とか、□□先生とかみたいな、
カリスマの先生の近くに行けば上手くいくと思ってたんです。
でも、それだけじゃダメなんですよね!
今は分かります。」
本当にこれはその通りです。
実際に、私にもそんな風に思って下さって、アプローチしてくれる方はいました。
でも、ほぼ仕事としては成立しませんね。
そして、成立しないことを他人のせいにしてみたり。
上手く行くはずがありません。
そもそも、人としてのお付き合いがきちんとできていないということ。
これに気が付けるかどうかです。
打算的な考えは分かる人にはすぐに分かります。
色が好きで、色の仕事を希望して、それで上手くいく人というのは、
目立つ人のそばにいることが目的なのではなく、
仕事にするために必要な行動が取れる人です。
確かに、目立つカラーリストの近くにいると、
自分にもメリットが・・・と考える気持ちは分かります。
一人でやっていくことに比べて、触れる世界や関われる仕事も
広がる可能性がありますね。
仮に、目立つ人の近くに・・・の心持でいくなら、
徹底して心底その人の仕事に食らいついて行くぐらいでないと難しいです。
そして何より、役に立てないと意味がないです。
仕事は人の役に立つことで前進できます。
身近なクライアントの役に立てなければ、なかなか大成するのは困難。
それで上手くいくほど、色彩の世界は簡単でもないし、安易でもないです。
上手くいけば何でもいいというような仕事の仕方はやはり続きません。
手っ取り早く目立ちたいとか、
すぐにお金にしたいとか、
有名になりたいとか、
もしそういう動機で色彩にチャレンジされる場合は、
他の仕事を選ぶ方が、スピードも、金額も、希望に早く達すると思います。
違うのは、やりたいことではないということだけ。
色の仕事がしたいのか、お金が欲しいのか、有名になりたいのか、
自分の望みがしっかり分かれば、色彩である必要があるかどうかも
判断がつきます。
今って、自由自由って誇張されますが、
ビジネスの世界で大切な考え方や、ルールというものは、昔からあります。
やはりその部分に対して誠実さがあるかどうかというのは、
長続きしたり、発展したリということと大きな関りがあるなと、
身をもって感じています。
とても大切なことです。