似合う色を探すパーソナルカラー診断。
その人にとって調和する色を見つけます。
今回はパーソナルカラーと関係深い「調和」について。
同業者の方向けの内容になりそうです。
調和とはバランスが取れている状態のこと。
違和感なくまとまっていることを言います。
自社のカラースクールで、パーソナルカラーコンサルタントを養成する際は、
この、「調和とは何?」「似合うってどういうこと?」など、
パーソナルカラー診断以前の部分をしっかりとレクチャーしていきます。
言葉の意味を正しく理解すること。
なぜそうなるのかをしっかり語れることが大事。
色というあいまいなニュアンスを含むものを扱っていくのだから、
定義や理由はとても大切になります。
そして、調和ですが、大きく分けると種類が二つあります。
なじんできれいに見える場合
引き立ってきれいに見える場合
これです。
色彩学では、「同化」と「対比」の作用が働く状態です。
この辺りの説明は、診断をする前にはしっかり持ってましょう。
でないと、非常に感覚的な似合う色判断になってしまいます。
そして、言いたいのです。
「調和してへんやん!」
と。
同化と対比の効果がわかっていないと、この状態が見極められません。
似合うといってもそこにはきちんとした理由があって、
「こう見えるから似合うと言える。」
というのが理論です。
これが言えないのは、理論的な診断とは言わないのです。
お客様に小難しく言う必要はなくて、
でも、こういったことがきちんと入っていないと、
ブレブレのジャッジを下すことにつながっていきます。
これはこういうこと。
こうなったらこういえる。
こう見えるからこの作用が働く。
頭の中できちんと整理ができている状態でカラー診断したいですね。