青色の街灯 | 「ビジネスにカラーの力を」全国対応 ビジネスカラースクールのブログ

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こんばんは。スタイルクリエーションです。


以前、某番組で「プルキンエ現象」が少し取り上げられていました。


A・F・T色彩検定2級にもでてくるこの「プルキンエ現象」

簡単に説明すると、


人は、「色」を網膜にある【視細胞】という細胞で感知しています。

その視細胞の働きにより、明るい場所では「青」よりも、「赤」や「オレンジ」の方が鮮やかに遠くまで見えます。

しかし、暗い場所になると、「青」が鮮やかに遠くまで見え、「赤」や「オレンジ」は黒ずんで見えるのです。



これを「防犯」に使用した例が、【青色の街灯】


イギリスのグラスゴーのとある通りで、はじめは景観改善のために取り入れられた【青色の街灯】
すると、どういうわけか犯罪が激減したというのです。


原因をしらべたところ、【青色の街灯】のもつ
●暗い場所だと、青色の街灯は遠くまで光が見えやすいという、「プルキンエ現象」

●青色をみると副交感神経が活発になり、血圧・脈拍が落ち着くという、「鎮静効果」

これらの効果によって、犯罪が減少したということが判明。

これに倣い、日本でも奈良県警がはじめに青色防犯灯を採用し、これもまた犯罪現象に効果が出たため、ほかの県でも使用されるようになってきています。



ただ、日本のアスファルトは暗い色のため、青い街灯だけでは充分な明るさにならない場合があるなど、まだまだ改善の余地はあるようです。



たかが色、されど色。

色の選択一つで与える影響は、意外にも大きいのです。