りんごといえば日本では『赤』のイメージが強いと思います。
赤いりんごと青いりんごは何が違うんでしょうか?
赤いりんごの赤い色素は『アントシアニン』
青いりんごは、このアントシアニンが生成されず地色が見えている状態なのです。
りんごのアントシアニンを生成するためには、特定の波長の光が必要です。
波長が300ナノメートル辺りの紫外光(目には見えない光です)
そして、波長が650ナノメートル辺りの、人が赤っぽいと感じる光
この両方が組み合わされ、アントシアニン生成に関する遺伝子や酵素が活性化されて、りんごを赤くしているのです。
では、青りんごが全く赤くなる力を持っていないのかというと、そうではありません。
青りんごと呼ばれる品種に、ある程度の期間光を遮り収穫前に太陽光にあてる…
という作業をすると、アントシアニンの生成が急激に起こり、青りんごもほんのり赤く色付きます。
赤くなる能力を持っていながら、なぜ青りんごのままなのか?
というのは謎のままだそうですよ(^^)
