赤を見て黄色を感じる子ども | カラーマーケティングで売上アップ! 色彩ビジネスコンサルティング

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株式会社スタイルクリエーション代表染川千惠のブログです。
カラー(色彩)とイメージに関わる仕事について、現場のこと、知識のことを書いています。



昨日お伺いした顧問先の彩葉保育園でのお話です。

いつものようにお絵描きを見て、フィードバックをさせていただいた後で、園長先生からこのお話を聞きました。


「〇〇ちゃんは、絵本の読み聞かせの時に、『この色は何色かな?』と聞くと、他の子と違って、見えたままの色ではない色の名前を答えるんです。」


この様子を見て、なぜ?と思う大人の人もおられると思います。

これまでにも保育者の方から、「変なことを言います。」「何かおかしいと思うんです。」とご相談いただくことは何度もありました。


そう感じる事は理解できます。

きっと、その保育者の方には、その色がその色のまま見えているんですよね。  


でも、この現象は変なことでもなくて、おかしなこともないです。

面白半分でふざけて言っている場合もありますが、今回お話を聞いたケースはそうではなさそうでした。


いくつか質問させていただいて、きっとその子は自分自身を投影させて色で表現しているんだと思われました。

ちょっと難しい表現になりました。 

色の名前を言うことで、自分の状態を表現しているということです。


赤を見て、他の色名に見えると言うことで、「今の私って黄色の状態だよ」とか、「今の私は緑なんだよ」というふうに伝えてくれているんです。


違う色の名前を言ったら、全てこのようなケースになるのかというとそうではありません。

そこに表現されている色のことではなくて、形の特徴から別の色の名前を言うこともありますし、それ以外にも様々なケースが考えられます。


今回のお子さんのケースでは、おそらく自分自身の状態を表現しています。

ちょっと気になったので、これからの読み聞かせの時に、何色を見て何色と表現しているか、記録をお願いしました。

またその結果も見てみたいと思っています。


子どもが成長過程で苦しんだり困ったりするときに、その状態が悪いわけではないですが、しんどいことが長く続いたり深刻さが増してきたときに、色をきっかけにヒントが得られたり、解決の糸口が見つかることがあります。


それから、子どもの色遣いを見て心配になったり、変なんじゃないかと思ったりしてしまうのは、大抵の場合、大人側の思い込みだったりもします。


太陽を青色で描いたって、お花を黒で描いたっていいんです。

そこに正解や不正解はありません。

ただ、その表現から読み解けるものがあるだけです。


それは、伝えたいけどうまく言葉になっていなかったり、本当に伝えたいことだったりすることもあるので、そういうことを色をヒントに、私が拾っていってお伝えする通訳のような役割をさせていただいています。  


お絵かきを見るとすごく可愛いんです。


頑張ったんだな

細かく輪郭を捉えることができるんだな

手先が器用だな

いろんな表現ができるようになってきたな

怒ってるんだな

さみしかったんだな

集中力が高まってるな


絵を見れば、その子がそこにいなくても、成長過程が追えます。

そして、面白さや可愛らしさも読み取れます。


そこに人がいるわけじゃないのに、色を手がかりに人を感じることができます。




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