色の勉強をすると客層も売上もリピート状況も変わります。す。 | カラーエージェント染川千惠の style creation

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株式会社スタイルクリエーション代表染川千惠のブログです。
カラー(色彩)とイメージに関わる仕事について、現場のこと、知識のことを書いています。
カラーリストへの情報が豊富なブログになるように更新していきます。



昨日はお祝いで生花の花束を渡したくて、約束の時間の前に、お花屋さんに行きました。


アレンジメントやドライは買ったことがあるけど、花束をお願いしたのは初めてのお店です。


どんな雰囲気がいいか聞かれて、お相手の年齢、性別、作って欲しいブーケのイメージを伝えました。


お花屋さんは何軒かお気に入りのところがあって、用途によって使い分けています。

簡単に情報をお伝えしても、パチっと作ってくれるところもあれば、いろいろです。


そして、昨日・・・


大人っぽいイメージと伝えたんですね。

私は花屋さんじゃないですが、大人っぽいイメージにするための色使いと形と質感は仕事柄詳しいです。


「きっとこんなお花を使うかな?」と予想していたのですが、見事に違うイメージになっていく・・・

それは、キュートやフェミニンや、ロマンチックのイメージなのですが💦とお教えしたいくらいイメージがずれていました。


だいぶ組み上げてから、こんな感じでいかがですかと聞かれたので、希望をたくさん言うことが憚られて、「これを取り替えると1番効果的にイメージが変わる!」と思うお花だけ交換してもらいました。


時間をかけて作ってくれていたので、たくさん言えなくて・・・


そして驚きはここからです。

「こんな色を使うと大人っぽくなりますがいかがですか?」

と、不織布の色を大人っぽくしてくれたんですよね。

その色は確かに正解。

だけど、リボンの色が・・・


と、あげたらキリがないので、今度から注文の仕方を変えようと思いました。


変な遠慮が入ってしまって、あちらもプロだからあまりたくさん口出ししないでおこうって思っちゃうのですが、プレゼントするお相手のことを思うとね。

もう少しいろいろ希望を伝えたら良かったなと思いました。


それにしてもです!


色ものを扱うお仕事をしている方は、色の勉強をすることで客層も売上も変わります。

リピート状況もです。


これまで、着物や服、宝飾などの催事販売で、私たち色の専門職が色のアドバイスをさせていただいて、商品スペックの説明を販売員さんがするというパターンが何案件もありました。


普段より売れます。


色は、思考と感情に働きかけるからです。


昨日の日中は社内イベントでしたが、そこでもまた色によってお客様の反応が変わる事例がたくさんありました。

購入点数が増えていました。


私は、会社員の時からこういうケースをたくさん見てきたので、色のことを詳しく知りたいって思ったんですよね。


売上を上げたかったんです。


大好きな営業の仕事でもっと成果を出したかったから。

良い商品をもっと多くの人に届けたかったから。


その思いは今も少しも変わりません。


※写真はイメージです