先月、ある飲食店フランチャイザーの方とお話ししました。
その会社の展開されているブランドの中で、
ロゴに色がついていないブランドがあります。
ロゴマークにもロゴタイプにも。
全国に展開されているお魚のマークのブランドです。
そのロゴカラーはすべて黒で、
「これって良いのでしょうか?」
とご質問をいただきました。
良いです。
こちらのブランドならOKという意味合いでお伝えしています。
単に
カッコよくしたい
クールに見せたい
謎めかせたい
などではなくて、お店のコンセプトがどうなっていて、
それ以外のビジュアル設計がどうなっているかを確認します。
すると、こちらのお店は、外観も内装もかなり自由度が高く、
かなりオーナーの色が出せます。
全国にあるお店の内外装を確認しても、実に様々。
そして、メニューの自由度も高いです。
その他、社外秘情報を併せて確認しても、ロゴに色をつける理由は見つからなくて、
むしろ色をつけないことが効果的です。
外観がうるさくなってしまう
フォーカルポイントがぼやける
看板の視認性が下がる
派手派手しく見えて安っぽさが出る
引き締まるパーツがなくなる
「などの理由で黒が最適です。」
とお伝えしました。
「飲食店なのに黒ってどうなのかと思っていたのですが、
そういう理由があれば安心です。」
とおっしゃっていました。
ロゴって商売の顔になるので、その色使いは重要です。
コンセプトや理念、商品価値などとズレていると、
もったいなく感じます。
ビジネスで色を決める時は、そのビジネスの中身を考えることが外せません。
色が定まらない時は、中身が定まっていないことが少なくありません。
有形でも無形でも商品を売っている人には、色と中身をセットで考えることは、
ブランディングの観点からもオススメです。