ロゴカラーの考え方 | カラーマーケティングで売上アップ! 色彩ビジネスコンサルティング

カラーマーケティングで売上アップ! 色彩ビジネスコンサルティング

株式会社スタイルクリエーション代表染川千惠のブログです。
カラー(色彩)とイメージに関わる仕事について、現場のこと、知識のことを書いています。




先月、ある飲食店フランチャイザーの方とお話ししました。

その会社の展開されているブランドの中で、

ロゴに色がついていないブランドがあります。

ロゴマークにもロゴタイプにも。

全国に展開されているお魚のマークのブランドです。


そのロゴカラーはすべて黒で、

「これって良いのでしょうか?」

とご質問をいただきました。


良いです。


こちらのブランドならOKという意味合いでお伝えしています。


単に

カッコよくしたい

クールに見せたい

謎めかせたい

などではなくて、お店のコンセプトがどうなっていて、

それ以外のビジュアル設計がどうなっているかを確認します。


すると、こちらのお店は、外観も内装もかなり自由度が高く、

かなりオーナーの色が出せます。

全国にあるお店の内外装を確認しても、実に様々。

そして、メニューの自由度も高いです。


その他、社外秘情報を併せて確認しても、ロゴに色をつける理由は見つからなくて、

むしろ色をつけないことが効果的です。


外観がうるさくなってしまう

フォーカルポイントがぼやける

看板の視認性が下がる

派手派手しく見えて安っぽさが出る

引き締まるパーツがなくなる


「などの理由で黒が最適です。」


とお伝えしました。


「飲食店なのに黒ってどうなのかと思っていたのですが、

そういう理由があれば安心です。」


とおっしゃっていました。


ロゴって商売の顔になるので、その色使いは重要です。


コンセプトや理念、商品価値などとズレていると、

もったいなく感じます。


ビジネスで色を決める時は、そのビジネスの中身を考えることが外せません。


色が定まらない時は、中身が定まっていないことが少なくありません。


有形でも無形でも商品を売っている人には、色と中身をセットで考えることは、

ブランディングの観点からもオススメです。