タイプ分けを押さない理由 | カラーエージェント染川千惠の style creation

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株式会社スタイルクリエーション代表染川千惠のブログです。
カラー(色彩)とイメージに関わる仕事について、現場のこと、知識のことを書いています。
カラーリストへの情報が豊富なブログになるように更新していきます。



カラーもデザインも、タイプを分けて分析とアドバイスをするもの。
今の日本ではそれがスタンダードです。

そういう前提や状況があって、
それでもなおのこと私は個別化にこだわります。

なぜかというと、
タイプ分けをやってきたからです。

その上で、「自分は」タイプ分けに魅力が残らなかった。

自分自身がやりたくないと思った。

これが答えです。


理屈っぽい人間なので、

まったく同じタイプの人間がいない中で、

より良い状態を作っていくのに、

その他の人と同じパッケージで提供することに、

自分は魅力を感じられなかった。

そして、必ず、絶対、私のお客様を素敵にしたかった。

それをしようと思ったとき、

タイプ分けでは提供できないことを自分が実感したのです。


それはそれを魅力と感じて、良さを伝えられる人がやればいい。

私はそこに微塵の疑いもなくできない。

目の前のその人はその人だけだから。

私がやりたいコンサルティングはそういうもので、

その人を、その人の特徴や事情に合わせて表現すること。

それを限りなく理論化すること。


いまだ理論化が難しいところも残っています。

それでも、

その人をその人ありきで素敵にする方法は、

うちはめちゃくちゃ考え抜いています。


似た人を量産するのではなく、

オリジナルを活かす。


それが、スタイルクリエーションの全ての仕事においても

大切にしているところで、得意なところです。