普段あまり詳しく書かないのですが、お仕事をお願いしている方達のことを書きます。
先日は朝から晩まで、人間らしい1日でした(笑)
感情をゆらゆらさせる出来事が朝から何度かありました。
私が仕事をお願いする基準は、経験が長いとか、大きな規模の仕事をしてきたとか、
有名とか、愛想が良いとか、そういうことではありません。
ベースにあるのは、クライアントのニーズにマッチングするのかどうかというところ。
あとは、その場所でがんばることが当人の目指すところにプラスになると判断した時です。
なので、この方にお願いしたいけど、合う案件がないということもあります。
カラー講師の業務依頼は、染川が実施する、【カラー講師養成講座】
の受講が原則となっています。
そこで、その人の知識、スキル、職業観、モラル、人柄などを拝見します。
知識量、コミュニケーションスキル、資料作成スキル、外見、言動、姿勢、レスポンス、職務経験、
その他諸々、5回の講座の中で、いろいろな部分を確認しています。
その上で、一番クライアント様に近い私の目で判断させていただいてます。
このことは養成講座の案内などでは詳細に触れていません。
うまくマッチングすれば現場の機会がある・・・くらいにしていますが、
現場は、信頼と実績で頂いているものなので、その場に出てもらうのが
誰でも良いわけではありません。
人をまとめたり、育てたりということは、実は子どもの頃からよくやっていて、
その適性もあると、事あるごとに言われてきました。
つい先日も、「人を見る目あるよなぁ。」と、某蔦田さんに言われたばかりです。
でも、人のことは本当に難しいです。
人事という面だけでなく、いろいろと。
経営者も人で悩むことが多いですよね。
友達関係も、家族関係も、当たり前だけど、人が集まれば人のことで悩みます。
ちょっと、話がそれましたが。
うまくいくこともあれば、そうでないこともあるので、私も日々トライ&エラーです。
適材適所の配置って難しい。
プレイヤーの立場でもあり、クライアントの立場でもあるので、
講師の悩みどころや、クライアントとしての考え、どちらも理解できます。
だから、何かが起こった時に、解決の糸口が見つけられることも少なくないけど、
気持ちを考えるとこれ以上は求められないなぁ(依頼先に対して)とか、
この無理はお願いできないなぁ(依頼元に対して)とか、
なることもあります。
現実と感情を分けて考えることがビジネスの鉄則だと分かっていても、
特に女性の仕事の場合、気持ちのフォローが大切な時だってたくさんありますし、
正しいことや事実だけを伝えるのでは逆効果になることもあります。
そう言う意味では、本当に良い勉強をさせてもらえる環境です。
そんなことはいいのです、今日の本題は講師たちのこと。
いろんな現場がありますが、ほんとに皆さんすごいですよ。
うちの講師陣はすごいですよ。
今回は授業の詳細を詰めるところで何度か確認とアドバイスをさせていただきました。
二人の先生が同じ学年の別クラスを担当しているので、
指導内容に差が出てはいけません。
ただ、このお二人、得意分野も違えば、クラスの特徴も違います。
それを、試行錯誤を重ねて、本当に良い授業内容を考え実施されました。
ツールも普段から工夫されていて、頭が下がります。
アシスタント入りしてくれていた他の先生もおっしゃってましたが、
私たちが受けたい授業だと、本当にそう思いました。
これは講師養成講座でも必ず話すことなのですが、
皆が絵に書いたような「Tha・先生」を目指さなくても良いと思います。
矯正的にに振る舞いを正したり、進行スタイルを統一させたり、
資料はこれが一番いいんですよとか、ツールはこれを使ってとか、
そんなのは人それぞれでいいんです。
成果を出すためのプロセスやツールは、人によって異なります。
クライアントの要望を満たし、ルール違反をしなければ、
その人のスタイルでやれば良いと思っています。
相手をよく見ながら。
でも、何せ教える仕事は相手が人です。
常識や世界観が全く同じなんてありえないのが人間。
その中で、多数を相手にする難しさというものも感じるだろうと思います。
個性が増えると、まとまりにくくなったり、
個人だと柔らかさが特徴だった個性が、集団になることで尖ったものになることだってあります。
そこにどう対応していくか。
色のことを教えるだけなら、学びたい人だけに教えるだけなら、
もう少し楽なのかもしれません。
そうじゃない現場もうちには多くあるので、
みんな色々考えながらやってくれています。
ずいぶんと抽象的になりますが、いろんな思いを抱えながら仕事している人がいて、
対自分のこと、対クライアントのこと、知識のこと、コミュニケーションのこと、
泥臭いほど人間らしくやれる人が多いんです。
そういう、少し希薄になってきていると言われるようなところを大切にしながら、
同じ方向を向ける仲間がいることを、
とても誇らしく思いながら仕事をしています。
最後にもう一度言いますが、
うちの講師陣はすごいですよ。