過去のお仕事① | カラーマーケティングで売上アップ! 色彩ビジネスコンサルティング

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株式会社スタイルクリエーション代表染川千惠のブログです。
カラー(色彩)とイメージに関わる仕事について、現場のこと、知識のことを書いています。

連休初日は体調不良につき病院へ行った染川ですドクロ

ということで、手抜きして過去記事の再アップです~アメーバ


2009年8月20日の記事




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K子ちゃんとのランチでの話 は以前の仕事のことにも及びました。
この仕事の中で私は様々なカラーコーディネートを経験しました。


当時私たちが勤めていたのは、広告・制作会社です。
メインは各種広告代理業、WEBの企画・制作、
イベント企画・運営・プロデュース、CM企画・制作など。
けれど私たちが所属していたのはメモリアル事業部で、
主にブライダルアイテムの企画制作から販売までを担当する事業部でした。
全員が女性の事業部で、私は一応事業部責任者でした。

メインの商材はプレストフラワー(押し花ブーケ)です。
結婚式で使用したブーケに特殊加工を施して、半永久的に保存できるアート
これがプレストフラワーです。


企業秘密の部分もありますが、作成手順を書けることだけ書くと・・・
まずブーケを解体し、加工の可否を選別します。
次に加工可能部位の色状態を詳細に記録に残します。
これは、着彩した押し花の仕上がりが、
実際にお客様の使用したブーケの色と異ならないようにです。
そして、この時多数のカラーカードを使用していました。
色彩検定を受けるに当たり不可欠なカラーカード
この時すでに私は出会っていたのです。


その後、特殊加工を施し、ここから花材はデザイナーの手に渡ります。
デザイナーは元のブーケの形に忠実に、パーツ別になった花材を組み立てていきます。
カラー台紙の上に、立体だったブーケを平面に落とし込んでいくのです。
台紙の色指定はお客様がされなければ私がしていました。
そう、配色ですね。
色の紙の上に、色を組んでゆく。
単色のブーケもあれば、多色のブーケもあり、
台紙の選択は非常に重要でした。


デザイナーの制作が終わったら、私のチェックがあります。
ここで重要なのは、この商品はアートであるけれど、
元のイメージを壊してはいけない商品であるということ。
デザイナーの嗜好がモロに出てはいけないのです。
安定した品質を保つことと、デザイナーによって作風の偏りがないことが重要だったため、
クリエイティブなワークを理想とする私よりうんと先輩の7人の女性デザイナーに、
「これは商品であり、作品ではありません。
ニュートラルな制作に徹して、個性は展覧会で出してください。」
なんて、とってもえらそうなことを言ったこともありました。


あ、この記事めちゃめちゃ長くなりそうなので、
勝手に連載にしたいと思います。


次回へつづく☆