舞台 | キャリアパートナーの日々奔走

キャリアパートナーの日々奔走

前に進みたいと考える人の”パートナー”として、日々考えていること、活動していることを綴ります

昨日、何年かぶりに舞台を観に行きました。

下北沢のザ・スズナリという小劇場です。

階段を上がった2階にある
なかなか風情のある劇場。

もともと、演劇を志す若者のために、と
「すずなり荘」というアパートを
改築して出来たそうで、歴史を感じます。

お腹が空いていたので、
始まる前にちょっと腹ごしらえ。

劇場を出た、奥まったところにある
たこ焼き屋さんへ。

たこ焼きを注文すると、お店の方が
「今日は何の劇を観るんですか?」と。

「鳥の名前です」と答えると、

「新井浩文さんが出る劇ですね!
   良い劇ですよ〜」

なんと、お店の方は俳優をしているとのこと。

脚本が面白いよ!とおすすめされました。

それは楽しみ!

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そんな話をしていたら、
気がついたら開演まであと5分。

焼き立てのたこ焼きを食べて
お腹を満たし、急いで劇場へ。

観客席はいっぱい。
席に着いて一息ついたところで暗転し、
劇が始まりました。

観る前は、ちょっと重めの話なのかなと
やや構えていたのですが、
話の展開が面白く、テンポが良い。

現代社会で起きている出来事や問題など
今の時代をうまく切り取っていて、
「こういうことってあるなぁ」と
思いながら観入ってしまいました。

そして何より、俳優の演技が上手い!

途中、アドリブっぽいやり取りがあり、
「演技ではなく、本当に面白くて
自然と笑っているなぁ」と思う場面も。

舞台ならでは、という感じで
人間味があって良いですね。 

俳優は声がよく通り、
目の輝きもあります。

観客席と舞台の距離が近いので、
とてもよく見えます。

また、場面展開するときの
舞台セットの仕方もすごい。

暗闇の中で変えていきますが、
机や自転車などを一瞬で移動させます。

さらに、物も人も移動するときに
音がしないのです。

一体どうやって持ってくるのか・・

暗闇からパッと明るくなった時には
全く違う場面に変わっています。

う〜ん、まさにプロですね!

映画も良いけど、
俳優の息遣いや掛け合い、舞台展開の凄みを
肌で感じられる、このリアルな感覚が
舞台の面白さだなと思います。

限られた空間だからこその、
小劇場ならではの良さもあり、
五感すべてを使って味わっている感覚でした。

舞台はこれまでほとんど行きませんでしたが、
行って触れてみるものですね。

それにしても、新井浩文はさすが人気俳優。
ただそこにいるだけで雰囲気があり、
やっぱり主演だなぁというオーラがあります。

そして荒川良々の存在感、
役者魂はすごかった!

細かくは言いませんが、
登場シーンの姿はあまりのインパクトで、
今思い出しても笑ってしまいます。

いつもとちょっと違う体験で、
久しぶりに心豊かな時間を過ごしました。