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気になる数字が出ていたので記事にしました。
「爆買い」このキーワードを見かけるようになってから、約5年が経ちました。
インバウンド(外国人観光者)の勢いは年々増し、2012年は、8,358,105人だったものが、2018年には、31,191,856と22,833,751人増加したのです。
(日本政府観光局 (JNTO) 発表統計)
特に2014年からの増加はすさまじく、東京・大阪・京都といった、超メジャーな都市以外の地方都市・観光地など、頻繁に見かけるようになりました。
時には、「こんな場所にもくるのか?」と感じることもあります。
南紀白浜でも、中国や韓国以外の外国人観光客を目にするようになりました。
気になるのは【消費】。
観光に訪れる人数は増えているにもかかわらず、【消費】の雲行きはよくありません。
本年、2月1日の発表では、大手百貨店4社の訪日外国人による免税品の売上高(同年1月売上げ)が軒並み前年を下回ったとのこと。
要因は、中国の景気減速、中国国内での化粧品といったEC転売の規制が影響したとの見方のようです。
記事だけ読んでいると危機感をあまり受けませんが、地域で考えると、もっと厳しく見ることができます。
まずは、都市部。
都市部では、インバウンド消費を充てにした業種(特にドラッグストアや飲食店)では、日本人離れがこの数年、目立つようになってきました。
関西にお住まいの方であれば、身近な「道頓堀周辺」を歩くとよくわかると思います。
そして、地方部。
地方に来る外国人観光客の目的は【観光・リゾート】。買い物は都市部や空港が普通でした。
ホテルにある売店でも際立った購入は期待できません。
さらに、外国人観光客は【ウエルカム】であっても、受け入れ態勢が整っていなければ、日本人観光客から苦情がでます。
私自身が、アドバイザーとしてホテルにいる時、身をもって体験したことです。
皆様すでにお気づきだと思いますが、そろそろ、外国人観光客頼みから抜け出す方向に進まなければいけません。
【消費】が落ちてきたという事は、「モノ消費」から「コト消費」に変わったという事です。
日本人だけではなく、外国人観光客も「経験」「価値」を求めてきているのです。
体験でも、エンターテイメントでも、知識でも、お客様の一歩先の【満足】を考えましょ。
そして、実行しましょう。
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