組織には、現場のたたき上げの「上司」もいれば、警察組織のようないわゆる「キャリア組」上司も存在する。
中小企業では、一般的な中途採用される「上司」も存在する。
人材雇用が難しい、ホテル・旅館では、現場未経験でありながら、
その方のキャリアを考慮して「責任者候補」として採用するケースも
少なくない。
採用されるほとんどの方は、
「今までの経験を活かし、この会社で頑張ろう!」と思っているが採用側はそこまでは決して考えてはいないものである。
せいぜい「物になってくれればラッキー」ぐらいの感覚ではないでしょうか?
採用されるタイミングをみても
・急にそのポストが空いたから
・既存スタッフでは、適任者が見当たらないから
・空いたポストの離職率が高く、社内で希望者がいないから
このようなポストは、実務に見合った賃金が支払われることはなく「サービス残業」が多く、いわゆる「しんどい仕事」ばかりが回ってくる。
さらに、以前より問題が多い部署であり、解決策が見いだせず、スタッフの多くがやる気をなくしているケースが多い。
そんな部署に雇用された「新人」は悲劇であることは間違いありません。
本人の意識も関係しますが、ホテル・旅館の場合は、「適正」がある・無しによって、周囲の目もかわりますので、ちょっとでも考え方のズレがあると強力体制を築くことも難しいでしょう。
そうすると、雇用された「マネージャー候補」もやる気をなくし、周囲との溝も深まるばかり、スタッフからの信頼も得られぬまま
上層部からも
「あいつはダメだな・・・」と烙印を押され、閑職者として叱責され続ける日々を送ることでしょう。
そんな方に限って、プライドが高く、今までの経歴を自慢する方が多い様に感じます。
現場からも解雇・移動願いを進言しても、簡単には応じてもらえず、フラストレーションが貯まる一方です。
そんな場合は、その人が「雇われている理由」を考えてみませんか?
特別な能力があれば別でしょうが、現場でも腫れ物に触るような扱いを受けているでしょうから、雇われている理由がわかれば、その理由を、別のスタッフが行うことで、存在価値を無くしてしまうことができます。
その方が雇われている理由は・・
・クレーム処理?
・他部署との連携?
・事務処理?
日ごろのありふれた不満とストレスのたまるフラストレーションが違うのと同じで、なるべく早めに対応する必要があります。
無能な上司は、日が経つにつれどんどんひどくなっていくものです。
そうなる前に対処することが大切です。
<人気記事>※合わせてお読みください!