感動を与えるサービスマニュアルの第二回【プロの動き】
第一回目はいかがでしたか?慢心やおごりは、お客様に態度で伝わってしまうものです。第二回目は【プロの動き】についてです。
サービススタッフもホテルに勤めていれば全員が【プロフェッショナル】。
お客様から頂くお金が給料となるのはご存知ですね!決して「給料は会社からもらっている!」とは言わない様にしましょう。
そんなプロの動きを皆さんは、どこまで意識していますか?
日頃みなさんは、美しく・清楚に、そして優雅に動くことを
意識していると思います。
スタッフの多くは一生懸命仕事をしようと思い、
誰よりも素早く動いてるかもしれませんね。
しかし
その分荒く、雑になっているのかな?
と感じるスタッフが少なくありません。
美しく・清楚に動くことを意識していれば、
「落ち着き」が自然と身についてくると思います。
力が抜けてお客様からも
「きれいな動きをする方だな~」と感心されるはずです。
お食事をされるお客様は、決して早く食べたい方
ばかりではありません。
落ち着いて静かに、ゆっくりと食べたいと思っている
お客様の方が逆に多いのではないでしょうか?
特にテーブルの場所が、通路側に座られたお客様は、
横を通る時にスピードがある歩き方をしては、
お客様に風を感じさせてしまいます。
プロはお客様に風を感じさせる歩き方は決してしません。
また、「プロ」は器に入っている料理のことを考えながら動きます。
和食では、汁物を揺らさず、中身を意識しながら動く必要があります。
これは洋食のワインを運ぶ時にも通じる動きです。
特に年代物のワインは揺らして運ぶことで
ビンについている「オリ」が全体に混ざったしまい、
味に大きな影響がでるのです。
プロは中身のことを意識して運ぶのです。
お客様にしても、自分の料理を運ぶスタッフが
優雅で美しい動きをすれば嬉しいはずですし、
料理を美味しく感じることにつながるでしょう。
第二回プロの動きを終了します。