ミドフィフで真FIREし、楽隠居7年目の崇徳院ヴェストです。
レギュラー読者の方には耳タコですが、知人の一人が銀行員に勧められるまま投資信託を買い、
2年で5000万円溶かした馬鹿がいます。
この共有する記事も、神戸・辻本FP合同会社 代表の辻本さんの経験からの注意です。
辻本 剛士さん
【神戸で活動中の独立系ファイナンシャルプランナー。大学を卒業後、医薬品及び医療機器の販売会社に就職し、営業として16年間勤務。
在職中に独学でFP1級、CFPに合格し、2023年1月から独立型FPとして開業。個人向けFP相談と金融に関するWEBライター業務をメインに活動中。】
普通、退職金は額が大きいですし、銀行が“カモネギ”として上客扱いしますから、舞い上がるのもわかりますが、
financial literacyのない人たちにとっては“罠”でしかない。
辻本さんは、この記事で「長期・分散・積立」と決まり文句を繰り返しています。
まぁ、FPなのでね。自分のお金じゃないし。
佐々木智哉さん(仮名)の例は作り話のようですが、私の知人の行動を考えると真実味がありますね。
金融庁が公表した資料によると、1989年以降、毎月同じ金額ずつ国内外の株式と債券に分散して積立投資を行い、20年間運用した場合、どのデータをとっても元本割れをしない結果となりました。
でしょうけれど、61歳から20年後って81歳、男性の平均寿命です。
死んでから収支トントンでも意味がない。その間、投資金は使えないですし。
崇徳院ヴェストは退職金まで投資未経験者には投資をあきらめるよう全力で説得します。
人生100年と言っても健康寿命は73歳前後。男性は定年後10年間も(男性健康寿命71歳)十分に体を動かせない。
投資で増やそうなんて思わず、特に未経験者の短期ではギャンブルになってしまうし、
持っている資産を賢く使うことに集中して、心配事を減らし、ゆったり老後を生きる方が豊かだと思うのです。
資産が足りなければ、働けるだけ働く。
政府が、“貯蓄から投資”と言っているのは30代までの人たちに向けてで(年金足りなくなるから)、
もう50代以降の世代に向けてではないですよ。
40代は微妙ですが、40台が一番忙しくお金が必要で投資を始めるのは難しいかも。
学ぶことには時間がかかりますし、失敗もあります。そして失敗から学ぶ。
経済的失敗から立ち直る時間とお金があるならいいですけれどね。
また、立ち直るにもエネルギーが必要。そんなことに人生最後のエネルギーを費やしたいですか❓
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