最近相談の中で「人の機嫌を伺ってしまい疲れる」とか「気分屋の人に振り回される」といった悩みを打ち明けられる事が何度かありました。
そんなパターンの人達のお話を聞いていると、ある共通点がある事に気がつきました。
それは…
親が急に不機嫌になるタイプだったという事です。
自分が子供の頃、親が急に不機嫌になったり親に急に無視されて、「親が怖かった」「いつも親の機嫌を伺っていた」というエピソードを持つ方が非常に多かったのです。
勿論、親も人間ですから気分に左右される時もあったかもしれません。
また、ちゃんとした理由(子供が何か悪い事をしたなど)もあったのかもしれません。
しかし、子供が何か悪い事をしたり、約束を破ってしまった場合でも、親がそれをきちんと説明しないと、子供の方にしてみると、親が急に不機嫌になった。と、感じてしまいます。
そして大人になっても、相手の「不機嫌」「表情」「言葉遣い」「無愛想」などに敏感になり、振り回されるようになってしまいます。
これは良い意味では「空気を読める」という事かもしれませんが、あまりにも相手の顔色を伺いすぎたり、仕草に敏感になってしまうと、メンタルが削られてしまいますよね。
それではここから、親の立場、子供の立場、そして現在悩んでいる人の立場でそれぞれ考えてみたいと思います。
親の立場の人が気をつけるポイント
先程書きましたが、親にそんなつもりがなくても、子供にとっては、「なんだか分からないけど親が不機嫌だなって」感じて(受け取って)しまいます。
やはり重要なのは、「ただ感情を子供にぶつけない」「何か理由がある時は理由をしっかりと伝える」この事が非常に重要となります。
私も7歳の息子を子育て奮闘中ですが、この辺りは常に意識しています。
以前に人の顔色に敏感な人に「しゆう(私)の親って叱る時にちゃんと理由を説明してくれてそうだよね?」って言われました。
確かに今思えばその通りでした。
その人はその後「私は親が急に機嫌が悪くなって、何がいけなかったのかも全然分からなかった。ただただ怖かった」と言っていました。
確かに、その様な幼少期を過ごしてくれば、周りのちょっとした仕草、表情などに敏感になってしまうのも分かります。
相手がハッキリと言わない🟰答えがわからない
つまり、自分で敏感に察して答えを想像しなくてはならなかったのでしょう。
特にこれから人格が形成されていく幼少期の子どもへの関わり方は、十分気をつけましょう。
子の立場に立って考えると。
きっと親にこんな事を望んでいるんじゃないかな?
子供の立場で考えると、自分の目の前で急に不機嫌になられると、「何が悪いをだろう?」と、子供なりに色々と考えたり、「いつ不機嫌スイッチが入るのだろう」と、敏感になってしまうと思います。
更には、「自分がいるから悪いんだ」といった自己否定をしてしまうという最悪のケースにもなりかねません。
自己肯定感の低い人は、「周りの機嫌を伺い過ぎる」「マイナス思考」「嫉妬深い」「人に本心を話せない」などの傾向が強くなります。
一例ですが、周りに魅力的な人がいたとします。
(異性でも同性でもいいです)
自己肯定感の高い人は「素敵な人だ」と素直に認めたり、「自分も見習おう」となります。
自己肯定感の低い人は「気に入らない」「引きずり下ろしてやる」はたまた「自分は駄目だ」と自分を卑下して塞ぎこむ。なんてことになります。
自己肯定感の高い低いの違いで、同じ物事の捉え方も全然違ってしまうのです。
子供や他にも年齢に関係なく、自分の周りにいる人達の自己肯定感を高めてあげられると良いですね。
子供達が望んでいる事って、きっとこんな事でしょう⬇️
・いっぱい笑顔にしてね
・いっぱい褒めてね
・周りの人もいっぱい笑顔でいてね
言うのは楽です。
しかし、色々ありますから行うのは大変です。
それでもこの事を頭の片隅に入れておきましょう。
意識しているのと、していないのでは全然違います。
現在悩んでいる人達へ
さて、今悩んでいる人達も上記で書いた事は、もうすでに分かっていた事かもしれません。
しかし、分かっていても出来ないから今辛い訳で、また、今日分かった人も分かったけれどもそれは過去の事だから、これからどうすれば良いか迷うわけで。。。
まずは、少しずつで良いので自己肯定感を上げていきましょう。
その為には小さな成功体験を一つでも多く体験しましょう。
そして、自分を大切にしない人とは思い切って距離を空けてみて下さい。
家族や仕事、学校で同じクラスや部活といった様に、物理的に距離を空けれない場合でも、心の距離を空けましょう。
一緒にいてコミュニケーションを取る中で、自分の気持ちが沈む人、自分が自信を無くす人(大切にされていないと感じたり、嫌われる?って思わせる人など)に気を使う必要は全くありません。
相手の不機嫌は相手の問題であると、割り切っちゃって下さい。
人間は、自分の気持ちがマイナスになるような人が周りに居ると、そっちに意識がいってしまい、色々と気を使ってしまいますが、よく周りを見渡せば、自分を認めてくれる人や大切にしてくれる人達が居るはずです。
本来はそのような人達との関係を大切にしていくべきですが、意外とそのような人達がいる事に感謝せずに、どうでも良い人達との人間関係に振り回されてしまうものなんですよね。
断言してもいいです。
「気を使わないと続かないと思えるような人間関係」はいずれ縁が切れます。
それは、あなたがどのようなアクションを取っても、その様な結果となります。
是非あなたを大切にしない人、自分の機嫌を自分で取れない人に気を使う事を止めて、自分にとって大切だと思う人達との関係を大切にしてください。
今日も投稿を読んでいただきありがとうございました